(3年前の回想)

確かあの時、小さなサンプルを描いている時、頭の中では孫悟空が猛烈に空を飛びはじめた。

雲が少しづつ流れ、何処からともなく声が聞こえる『おい、悟空よ・・・』と同時に大きな手が現れた。

頭の中で絵が仕上がる瞬間だった。

お釈迦様の手があって、この絵が生まれたのでなかった。

『戀』れん、というこの店の名前から、つながる雲を連想した。

雲は雨を降らし、大地をかためる。

同じように、雲を描く事によって、自らをかためたいと思ったのかもしれない。(振り返ると)

あれから店の名前は変わった。しかしこの絵は残っている。(2年前にはまだあったのだか・・)

とおもう。(現在)