
茶蔵には 時計がありません
訪れてくださるお客様がそれぞれに
それぞれの時間を刻んでくださいます
時には静けさの中で
時には明るい笑い声のなかで・・・
一期一会・・・
このごろ この言葉の意味が何たるかを
問うようになりました
いつか
この言葉の持つ本当の意味を理解できるよう
願いながら
祈りながらの毎日です
お陰さまで今 茶蔵は七年目を歩いております



朝夕 めっきり寒くなる頃 茶蔵では囲炉裏に炭を熾します
ゆっくりと ゆっくりと火が熾き お湯が沸き 辺りがやわらかな温かさに
包まれていきます
お料理・・・
特に勉強をしたわけではありません
子供の頃から食べていた母の味です
季節を感じていただくお料理を
囲炉裏を囲みながら召し上がっていただいております
春はよもぎ せり かんぞう つくし・・・
摘むのも楽しみながら
初夏よりたけのこステーキ なすずし
あゆ・・・
秋はきのこやさんま・・・
冬はゆず 牡蠣 きりたんぽなべ・・・
などなど大きくは四季で変わり 月毎に少しづつ変えてております
息子のつくる囲炉裏・・・
まだまだ拙さはあるもののその拙さがかえって
和みを生んでいるようです
昔 囲炉裏は暖房の道具であり煮炊きするため必需品でした
家長が大黒柱を背に座り大家族がそこに鎮座し食事をとったり会話をしたりの憩いの場所でした
火を熾す・・・って
なんとなくこころが和んで自然と会話が生まれてくるのです
茶蔵では薪ではなく
炭です
ですから
なおいっそう
ゆっくり
ゆっくりと・・・
