Photo by 池上直哉 

Saga Inoue(ダンス)+ Shinobu Tsuji(美術)

2002.8.18 第2回東京「国際ダンス・コミュニケーションJAPAN」
      
2002「International Dance Communication JAPAN」at TOKYO
        Dance/Performance/Exhibition/Artists's Talk/Symposium
       日本、アルゼンチン、フランス、韓国、台湾の国際芸術交流
      於:国際交流基金フォーラム The Japan Foundation Forum

第1部      

第2部   

テーマ 知覚「私の感覚を根拠にして…」
第1部 松木明日香 Asuka Matsuki「つもる/私だったモノ」(出演 松木+岡田雅美)
    立花あさみ Asami Tachibana+氷川載 高 (演奏)「dot.」
    玉内集子 Syuko Tamauti「ローズマリーの横で」
    馬渕正子 Masako Mabuchi「銀河星雲の彼方へ」
    ユニット empug (エンパッグ) (寒河江勇志 Sagae Yuji(音楽)+宮下恵美子 Emiko Miyashita)
                  「S on G」―“火のない処に立つケムリ”についての考察

第2部 コラボレーション作品
    「ネクスト・ポイント」Next Point」居上紗芽 Saga Inoue(ダンス、構想)+
          辻忍 Shinobu Tsuji(美術)+クリストフ・シャルル Christophe Charles(音楽)
    「ペイント・パフォーマンス」居上紗笈 Saoi Inoue(ダンス、構想)
                  +フリオ・E・ゴヤ Julio Eduoardo Goya(ペイント)
    「Difference」ヒグマ春夫 Haruo Higuma(映像、構想)+平石博一Hirokazu Hiraishi(音楽)
           +紙田昇(ダンス)

第3部 アーティスト・トーク(アヴィニョン公演に参加して)  司会 日下四郎  
    フリオ・E・ゴヤ/ヒグマ春夫/居上紗芽/松木明日香 /居上紗笈 

スタッフ 照明/呉信邦  照明オペレーター/松本  永  音響/矢野幸正   舞台監督/居上貞之  

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ギャラリー展示作家   片岡操 Misao Kataoka   沢田滋野 Shigeno Sawada 
            辻忍 Shinobu Tsuji     ヒグマ春夫 Haruo Higuma  
            フリオ・E・ゴヤJulio E Goya   李昌燮 Lee Chang sup  
            山本伸樹 Nobuki Yamamoto   (ギャラリー企画/ヒグマ春夫) 

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お便りより

弟2回東京「国際ダンス・コミュニケーションJAPAN」
2002.8.18(日)国際交流基金フォーラム
     相川慶子
8月18日、赤坂の国際交流基金フォーラムで開催されたダンスイベントを観に行った。8人のダンサーと、美術、映像、音楽、ペイント等各分野のアーティストが参加し、さまざまな創作の世界を見せてくれた。観ている観客の側も、生きる姿勢を問われるような刺激的な内容だった。

 ダンスと音楽、ペイント、映像のコラボレーション作品をいくつか観て、ダンスがすばらしいとその音楽のすばらしさが引き立つ(逆も)、ペイント、映像とダンスのコラボレーションが成功していると、ダンス、映像、ペイントそれぞれの芸術の世界が生きてくると思った。

 そしてダンスは「その人にしかできないダンス」を踊っている、と改めて思った。それは当たり前のことなのだが、そのことがすばらしいのだ。「その人にしかできない表現」のすばらしさを感じた。
 それから「追求している人は表情が違う」、「集中力が違う」と思った。自分の世界を、回りの世界を高めようとしているように思う。あるいはただ素直に感じようとしている。
そういう時間を生きることはとても大切なことだと思った。

 居上紗笈さんの「タンゴ・カプリッチォ」は特に音楽が際だって聞こえた。ダンスは軽く、軽快だったが、パラソルをひいたり、突き刺すように推したり、身体の線に沿って回したりする動きは力強く印象的だった。ゴヤさんのペイントは別々の動きをしていたが、最後に吸い寄せられるようにダンサーの手に取られ、作品の完成を見せた。 

 紙田昇さんの「Difference」はスーツ姿で現れてのダンス。片方の後ろ足につけられた赤いバラが、その後の激しい足の動きや全身の虚脱感と躍動感を感じる動きを支える、象徴的な何かになっていると思った。ヒグマ春夫さんのビルと丸い球と洪水の組み合わせの映像はおもしろかった。観ているうちに、あの球をぶち破ってみたくなった。当時自分の進路について思い悩んでいた私は「球を壊してみたいなどという気持ちが起こる分、まだまだ私は元気、力が残っている」と感じ、何か、楽しく明るい気持ちになった。

 このイベントを観て観客は何を感じ、何を思うだろうか。
何かを感じ取った人は、その人なりに何かコラボレーションをしてみるのもいいかもしれない。大それたことでなくてもいい。例えば手紙のやりとり。ひとつのテーマでやりとりをしたら、言葉や文章の投げ合いの中に何かが生まれるはず。そして今までと違ったものが見えてくる。人と人とが向かい合いやりとりをする時、何かが起こるのではないだろうか。そしてその人にしかできないダンスを踊ろう。そのひとにしかできない生き方をしよう、私はそんなことを思いながら、会場をあとにした。
もう一度、細部まで観たい。そしてもっと何かを感じとりたい。1回きりの公演であることが残念である。

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2002.8.27 居上紗笈ダンス・パサージュ プレゼンテーション公演
        Plesentation for Dance Passage by SAOI INOUE                                            於:草月ホール
ダンス・パサージュ「風の盆歌」(Kaze no Bon-uta)
( 全60分/野外+劇場(45分))
Dance Passage「"OWARA" Requiem pour Le Vent」(60min/outside 15min+theater 40min)

作/構成/振付/演出/ダンス idee/Choregraphie/danse:居上紗笈 Saoi Inoue   
音楽 musique:灰野敬二 Keiji Haino クリストフ・シャルル Christophe Charles 
美術 beaux-arts:フリオ・E・ゴヤ Julio Eduardo Goya
映像 image : 出演 danse 居上紗芽 Saga Inoue/映像制作:Puck  
衣装 costume:時広真吾 Shingo Tokihiro 居上紗笈 Saoi Inoue
野外デモストレーションSAOI 盆ダンス 居上紗芽 松木明日香 馬渕正子 新井美絵 岡田雅美 
                   立花文乃 原谷彩 工藤あさ
                     
音楽、舞台美術、現代メディアなどとの国際共同作業作品。「おわら」の曲で舞う盆ダンスの映像を劇場のスクリーンに映す。その映像は創造的に切り取られた映像で内部を異世界にする。能的な、禅的な、しかも飛躍のあるトランスファ・ダンス。風の盆から想を得て、万葉の時代、現代小説、遠い冬の雪の記憶など、様々なイメージが交叉して、存在と非在、内部と外部のはざまで魂の時間を創出する。

  

  
   Photo by 加藤英弘

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ダンス・パサージュ「エイト・シーズン 愛・輪・永遠 」(70分)
Dance Passage「Eight Season "AI WA EIEN"」

作/構成/振付/演出/ダンスidee/Choregraphie/danse:居上紗笈 Saoi Inoue
ダンス・パフォーマンス danse:居上紗芽 Saga Inoue 松木明日香 Asuka Matsuki
音楽 musique:ギドン・クレーメル&クレメラータ・バルティカ
        Gidon Kremer/Kremerata Baltiga 
映像 image:ヒグマ春夫 Haruo Higuma  撮影映像:桧 寛三
美術 beaux-arts:辻忍 Shinobu Tsuji  
衣装 costume:居上紗笈 Saoi Inoue 時広真吾 Shingo Tokihiro 
ダンス、音楽、映像、美術、照明、衣装、メディアアートによる作品。
人間存在の光と影、日常と非日常を交叉させながら、「在る(生)とは」を追求した作品。希望、祈り、恐怖の戦慄、喜び、絶望などの内面を表現。ビバルディ(イタリア)とピアソラ(アルゼンチン)の四季をドッキングした音楽を使用して、歴史に埋められた人々の想いを表現します。

春夏    
   
  
  
Asuka Matsuki   Saga Inoue              Saga Inoue

   Photo by H. Katou


シンポジウムSymposium   8月27日 草月ホール 

 テーマ「日本のアートの土台」自然とのかかわり
      一期一会/遍在する神/身体意識
 望月 昭 Akira Mochizuki(ランドスケープ デザイナー/兵庫県立淡路景観園芸学校助教授)
 岡野まさあき Masaaki Okano(社団法人 全日本郷土芸能協会参与)
 稲田奈緒美 Inata Naomi(舞踊評論家/慶応義塾大学講師)
 三枝泰之 Yasuyuki Saegusa(デザイナー/(そうじょう)大学助教授)
 司会  星野 共 Kyo Hoshino(福島大学教授)

 望月氏からは、ランドスケープ デザインの立場から見立てという観点や、超自然の存在の事例をベトナムでの植樹祭の時のおじいさんが神を降ろす話やオーストラリアのアボリジニの話など具体的なわかりやすい話があり、岡野氏からは、民族芸能や風の盆にまつわる秘話や面白い話があった。稲田女史は、ダンスの立場から「風の盆歌」の伝統との距離の取り方が面白いという説明や、舞台アートに於けるフィクションとリアルについて述べた。三枝氏は、パフォーマンスと祝祭性、住基ネットと身体の危機などについて、星野氏は、パフォーマンスアートの歴史や野外と室内の違いなどについて述べた。多義にわたる話でありながら、深いところの水脈で通じあうシンポジウムであった。

企画/居上紗笈  制作/オンパロス ダンス シアター

協力 (財)国際文化交流推進協会/草月会館ホール/パシフィック・アート・センター/越中八尾観光協会/
   大村冬彦 そのほかたくさんの方々

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「国際ダンス・コミュニケーションJAPAN」in アヴィニョン
2002.7.5〜27 アヴィニョン パブリック オフ参加

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第1回「国際ダンス・コミュニケーションJAPAN」
      10月8日(日) 東京国際フォーラム

東京2000年祭共催  助成 財団法人東京都歴史文化財団   賛助 渡辺芸術基金

『カラダ・コトバ・オト・イメージのインタラクティヴィティー』
The “INTERACTIVITY” of Body, Language, Sound, and Image
パフォーマンス公演/シンポジウム/レクチャー/ワークショップ
   Performanes, Symposium, Lecture, Workshop

 テクノロジ―と意識でつくられた広大な間空間を遊動する“テレマティーク”な時代になって、コミュニケーションとしてのア―トはどのようにあるべきか。サイバ―スペースと日常空間のはざまの<インタ―スペース>において、行為が起 こす広がりと相互性を意識すること。この意識現象をわれわれの“身体”として捉えることから始めたい。
 カナダ、、日本のア―ティストが行うコラボレ―ション。コトバ・オト・イメ―ジのインタ―ラクティブ(相互作用的)な変容、そのネットによる世界に向けての発信。
 ア―トの新しいリアリティ―を追求しながら、意識のパサ―ジュ(道)を切りひらこうとする“テレマティ―ク・プロジェクト”。

1. パフォーマンス公演 10月8日(日)2:00pm  東京国際フォーラム
 EVENT(Performing Art) 8 Oct 2000 at Tokyo International Forum
 パサージュへの多面的展開
(注)パサージュとは、経路、道のこと。迷路のような込み入った小さな路のこと。それは、老子のいう真理(根源)に繋がる道でもある。インターネットのWebとも重ねて考えられている。
1995年、国際芸術会議「東京アート・コンフェランス」に於いて“パサージュ”が日本から発信されている。アートの方向性と新しいビジョンを示す理念。
(1) 「HO-602(ホー・ロクレィニ)」(モレキュラー・シアター Molecular Theatre)
  演出・美術・構成/豊島重之   出演/大久保一恵+モレキュラー・シアター
  Shigeyuki Toshima + Kazue Ohkubo + Molecular Theatre
   
(2)「 瀕死の品詞, とうもろこ詞 / partage 」Hinshi no Hinshi,Toumorokosi/Partage
  港大尋(ヴォイス,他)+澤和幸(ギター)+渋谷慶一郎(シンセ)+足立智美(ヴォイス)
Ohiro Minato(Voice et) + Kazuyuki Sawa (Guitar)+ Keiichiro Shibuya +Tomomi Adachi   

(3) 「水のカタチ」 From of the water
  ヒグマ春夫(構想・映像)+紙田昇(ダンサー、舞踏手)+平石博一(音楽)
  Haruo Higuma(Plan/Video) + Noboru Kamita(Dancer) + Hiraishi(Music)

(4)エレクトロ・アート
  A. ハンク・ブル Hank Bull (映像)+居上紗笈 Saoi Inoue(ダンス)           
    デビッドディヴィジオ David Divizio(映像)+加藤英弘 Hidehiro Kato(カメラ)
  B. 「ラジオアート・ライブ」 Radio Art's Live
    粉川哲夫+ラジオホームラン・コレクティブ Tetsuo Kogawa +「Radio home-ran」
     
(5)ダンス・パサージュ 「羽衣(能)− NOUVELLE MARIEE 花嫁(デュシャン)」
  Dance Passage「 Hagoromo(Noh)− NOUVELLE MARIEE(Duchamp)」 
 居上紗笈(構想/ダンス・パサージュ)+竹田賢一(大正琴)+臼井弘行(ディジェリドゥ)+安藤栄作(彫刻)+PUCK(美術)+桧寛三(映像)        
 
Saoi Inoue(Plan/Dance Passage)+ Ken-ichi Takeda(Music) + Hiroyuki Usui(Music) + Eisaku Andou (Art)+PUCK +Hiromi Hinoki(Video)
dance Passage is New Dance Form, connect Outside technorogy of the West and the inside technorogy of the Orient. Dance Passage 「Hagoromo」is created by original plan ,this time.

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2. シンポジュウム  10月8日(日)5:00pm  東京国際フォーラム会議室G610
 「身体/他者性/意識」          
 ― ベンヤミンの“パサ―ジュ”(道)と“道家”のタオ(道)との文化比較をベ ―スに、
 [生身の身体]から[意識・認識の身体]までを、中間項の[他者性]を通じて検 証し、意識の網と
 テクノロジ―の手法による「インタラクティブ・ア―ト」の可能性を検討する ―
      
    粉川哲夫(メディア・アーティスト/東京経済大学教授)
    八角聡仁(ジャーナリスト/批評家/京都造形芸術大学助教授)
    豊島重之(演劇演出家、精神科医)       
    司会  及川広信(アルトー館&「アート・コンフェランス」主宰)
 Panelist  Akihito Yasumi (Critic, Journalist)
       Tetsuo Kogawa (Media Artist, University Professor)
       Shigeyuki Toshima (Director)
 Chairman  Hironobu Oikawa (Producer)
「パサージュ」の方法論 パサージュ/リトラルについて、具体的な話が行なわれた。豊島氏からパサージュ(切片/切断)、粉川氏からリトラル(ゆらぎ/ぼかし)について。八角氏からは、写真的身体について演劇、ダンスなどのパフォーマンス・アートとからめて、メルロ=ポンティの話があり、議論された。及川氏からは身体表現としての知覚について問題提示があった。

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3. ダンス・音楽・マイム公開講座(ワークショップとレクチャー)  
 9月30日(土)、10月1日(日) FREE SPACE カンバス(地下鉄、JRお茶の水駅)
「カラダ・コトバ・オト・イメージのインタラクティヴィティー」
様々な角度からこれからのダンス/ボイスなどの身体表現のワークショップとマイム・身体理論の講演を行ない、公開発表もあった。
   基調講演講師      船木日夫(美術評論、日本マイム協会会長)
              日下四郎(日本女子体育大学大学院講師)
  ワークショップ講師  居上紗笈(ダンス・パサージュ) 
               足立智美(音楽) 
ワークショップ受講者 居上紗芽 松木明日香 相川慶子 稲塚ゆかり 岡田さわか 岩佐朝 
           斉藤友里 浅井暁子 山本綾 川越彩子 馬渕正子 高島英造 小林大悟
           Anna Tora Jonasson 杵淵里果

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            主催  オンパロス ダンス シアター
        「国際ダンス・コミュニケーション JAPAN」イベント実行委員会     
             楠野裕司(アート・プロデューサー) 
             粉川哲夫(メディア・アーティスト、東京経済大学教授)
             足立智美(音楽家)
             居上貞之(舞台監督、ODTマネージメント・ディレクター)  
             居上紗笈(舞踊家、ODTアート・ディレクー)

  制作協力 菊丸喜美子(コンテンポラリー・アート・ネットワーク)
  広報協力 アンクリエイティブ 
  広告協力 銀座あらじんデュオ  中野スナック無人駅 
  チラシデザイン 及川真咲デザイン事務所(佐藤琴)
  チラシ印刷   ケープリント
  制作   オンパロス ダンス シアター企画室
  SANKS  澤玲郁子 鈴木節子 安沢正栄 小松燐太郎 無形の家 凛凛


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