板門店レポート
 
2001年3月、板門店に行ってきました。板門店訪問はそれほど難しいことではありません。
ソウルにあるいくつかの旅行社に予約を入れて、あとは集合場所から半日かけてバス旅行をするだけです。
でも、何か政治的なイベントや事件があったときはキャンセルになることもあります。

板門店に行くときは、いくつかの規則を守ることが義務付けられます。
まず服装。ジーンズやサンダルなどは禁止とのことです。Tシャツもダメ。つまりマジメそうな服を着ていけば大丈夫でしょう。
私も前日に買っておいたダサダサの白いスラックスをはいて行きました。もちろん、その後は一回もはいていません。

予約しておいたロッテホテルの旅行会社の事務所に朝8:30に集合。
バスで出発して約1時間半後には板門店警備区域前でパスポートチェックを受けます。
ここから軍人のガイドさんが同乗します。拳銃もってます。

それから更に中に進み、ボニファスキャンプに到着します。
ここは国連軍の最前線基地で、アメリカ軍、スイス軍の制服が目立ちました。ここでブリーフィング。
ビデオを見たり、DMZ内での行動に関する注意事項を説明されたりします。

いよいよ板門店へ出発。ここで軍人のガイドさんが銃に実弾を込めます。
道の両側は地雷原。そらは真っ青。いい天気。
  
左側の建物が「平和の家」。この写真はそのとなりの「自由の家」から撮ったもの。

「平和の家」の中で見学者たちは2列に整列します。ここから板門店の会議室に入るまでは行動の自由は一切なし。立ち止まっちゃダメ、写真を撮っちゃダメ、ましてや北の兵士に話しかけるなど言語道断。
  
バスの中から撮った一枚。軍人さんが歩いています。
どこの国のひとでしょうか。
  
たぶん、ここが一番有名な場所。こちら側の緑の軍服が韓国軍兵士、向こう側のカーキ色の軍服が北朝鮮兵士。向こう正面に見えるのが板門閣(パンムンガク)。

ちなみにこの写真は帰りのバスの中から撮ったものです。歩いているときは写真撮影は禁止の場所です。

韓国軍の兵士が建物の影から半分だけ体を出しているのは、いつ銃撃戦が起きても対応できるようにするため。何故仁王立ちなのかは分かりません。

ちょうど私達が来たとき、向こう側にロシア人と思われる見学者がいました。あちらは立ち止まって写真などを撮っていました。こちら側よりは行動の自由があるようです。
  
上の写真左側の建物の内部。ここで会談が行われたりします。

テーブルの上のマイクコードがぴったり国境線と重なっているのは有名です。

一応、この中は自由に歩き回れます。そして、北朝鮮側に行くこともできます。
部屋の中だけですけど・・・。
  
窓の外の北朝鮮兵士。彼らの足元にあるコンクリートのラインが、38度線。

何故か南側の見学者がこの建物の中に入ると笑いながらのぞきこんできます。私もなんとなくそっちの方を見たら・・・

一人の北朝鮮兵士と目が合いました。結構階級が高そうです。

写真を撮ろうと思いましたが、無理でした。目が怖すぎました。ヘビに睨まれた蛙の気分。
なんというか、今まで自分の生きてきた世界ではまず見られない目。そんな感じです。
でも、ただ単に人相が悪いだけだったらごめんなさい。
  
こちらは韓国軍の人。彼の後ろにあるのは北朝鮮に通ずるドア。

ちなみに、彼に話しかけないよう説明がありました。

彼は私達が会議室にいた間、身じろぎ一つしませんでした。
  
帰りのバスの中から撮った、「自由の橋」。映画「JSA」の舞台となったところです。

矢印部分は北朝鮮の歩哨所です。韓国軍の歩哨所は、もうちょっと左に寄った所にあります。

だんだんお腹が空いてきました。ボニファスキャンプの前で軍人ガイドさんが実弾を抜いて、砂が入ったボックスに向かって引き金を引いて確認したら、いよいよお昼の時間です。。
  
ボニファスキャンプの昼食。駐留軍と同じメニューが食べられます。

ビュッフェ形式で食べ放題。

写真はスパゲティ、パン、ソーセージのケチャップ炒め、ミートボール、チキン、マカロニサラダ、キムチ、コールスロー、コーンスープ。
飲み物は、すごく甘いアイスティー、すごく濃いコーヒー、コーラ、オレンジジュースなどで、これまた飲み放題。
とにかくカロリーが高い食事です。思い切り山盛りにして詰め込みました。けっこう美味しかったです。

食事のあとは売店でお土産を買います。
そしてバスでソウルまで直行です。
 
5年間の在韓中、悲願だった板門店訪問。実際行くのは簡単でした。これなら何回も行けたな、と反省してみたりもしました。
今度また行ってみたいです。

そしていつか、南北が統一したあとにたずねてみたいです。

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