泉質あれこれ

いかにも温泉という感じがするのは白濁した硫黄泉

 硫黄泉にも硫化水素を含まない硫黄泉と硫化水素を含む硫化水素泉があって、白濁しているのは硫化水素泉。

 関東地方では日光湯元温泉(栃木)、奥塩原新湯(あらゆ)温泉(栃木)、元湯温泉(栃木)、那須湯元温泉(栃木)、草津温泉(群馬)、万座温泉(群馬)
 東北地方では新野地温泉(福島)、高湯温泉(福島)、姥湯温泉(山形)、蔵王温泉(山形)、御生掛温泉(秋田)
 中部地方では白骨温泉(長野)燕温泉(新潟)みくりが池温泉(富山)など。

白濁しているのはがすべて硫黄泉というわけでもないらしい。

蒸の湯温泉「ふけの湯」(秋田)の内風呂と館内の露天風呂は単純酸性泉

館内の露天風呂
館内の露天風呂

白濁している。

 仙石原温泉「マウントビュ−箱根」(神奈川)は「箱根・にごり湯の会会員の宿」。泉質は酸性−ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−硫酸塩泉。

そこで温泉の泉質を分類してみようと思ったら、これが無謀な試みであることに気がついた。

硫黄泉は強酸性の温泉が多い。

 玉川温泉(秋田)はPH1.2ほどの日本一の強酸性。泉質は酸性含二酸化炭素・鉄(U)アルミニウム塩化物泉(等張性・酸性・高温泉)。ただし、これは硫黄泉ではない。酸性泉なのだろう。

 蔵王温泉「わかまつや」(山形)の泉質は含硫化水素強酸性緑ばん明ばん泉。これは旧泉質名。PH1.4という強酸性。共同浴場「下湯」の泉質は酸性・含鉄・硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉。旧泉質名で言うと、含硫化水素・強酸性明礬緑礬泉。PH1.35。

「わかまつや」源泉風呂/殿の湯「霊泉」


 この含硫化水素強酸性明礬緑礬泉というのが、よく分からない。「含硫化水素」というから硫黄泉のような気もするが、「強酸性」というから強酸性かもしれない。「明礬緑礬泉」というのは含鉄泉のようでもあるし、含アルミニウム泉のようでもある。

草津温泉「ての字屋」(群馬)の泉質は含硫化水素酸性明ばん緑ばん泉。

 須川温泉「須川高原温泉」(岩手)の泉質は強酸性緑ばん明ばん泉。PH2.2。白濁したお湯だが、須川高原温泉のホームページに「効能は一般の酸性硫黄泉と同じ」と書いてあるから、硫黄泉ではないのかもしれない。

 日光湯元温泉(栃木)は白濁した硫黄泉でも中性。硫黄泉だからといって、すべてが強酸性というわけではない。

鉄分を含んだ赤褐色の温泉もいいが、数は少ない。

これは何と言っても小赤沢温泉「楽養館」(長野)

白馬塩の道温泉「ガーデンの湯」(長野)も褐色の湯に驚いた。



泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(中性高張性高温泉)。

赤湯温泉「好山荘」(福島)の内風呂は、その名のとおり赤いお湯。

赤湯温泉「好山荘」内風呂

古町温泉「赤岩荘」(福島)の露天風呂は小赤沢温泉にも負けないほどの赤いお湯。

古町温泉「赤岩荘」露天風呂
古町温泉「赤岩荘」露天風呂

ただし、泉質はナトリウム−塩化物泉。塩化物泉である。旧泉質名は純食塩泉。

ちなみに山形の赤湯温泉のお湯は赤くない。

伊香保温泉(群馬)も鉄分を含んで褐色を帯びているが、物足りない。

お湯が鼠色に濁っている温泉がある。

 松之山温泉(新潟)は日本三大薬湯の1つだということだ。松之山温泉「ひなのやど千歳」は、お湯が鼠色に濁っている。

松之山温泉「ひなのやど千歳」ほんやらの湯


泉質は含ホウ酸食塩泉。塩化物泉である。新泉質名ではナトリウム−塩化物泉。

塩の湯温泉「明賀屋本館」(栃木)のお湯も鼠色に濁っている。



泉質は含炭酸・ホウ酸弱食塩泉。

元湯温泉「大出館」(栃木)には日本唯一という墨を流したような「墨の湯」がある。

硫黄泉 ・ 酸性泉 ・ 塩化物泉 ・ 硫酸塩泉 ・ 単純温泉

その他の泉質

「温泉ドライブ」のトップページへ