THX−1138
THX-1138 86分 1971年 アメリカ

監督■ジョージ・ルーカス
製作■ローレンス・スターマン
製作総指揮■フランシス・フォード・コッポラ
脚本■ジョージ・ルーカス/ウォルター・マーチ
撮影■デイヴ・マイヤーズ/アルバート・カーン
音楽■ラロ・シフリン
出演■ロバート・デュヴァル/ドナルド・プレザンス/イアン・ウルフ

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 G・ルーカスが学生時代に撮った短編「電子的迷宮/THX−1138:4EB」スター・ウォーズ日本語版リバイバルの際に併映された)をコッポラが製作を務めて長編作品にリメイクした、記念すべきルーカス監督の商業映画デビュー作。時は25世紀。人類はコンピュータが支配する地下に広がる世界で、精神抑制剤を投与されながら機械的管理の元、登録番号で呼ばれながらさまざまな作業に従事していた。しかし主人公のTHX1138と女性のルーム・メイト、LUH3417は抑制剤の投与をしない日々を続けてしまい、次第に“人を愛する感情”が目覚め、この世界では禁止されている肉体関係を交わしてしまう。尚かつ薬の未投与のおかげで毎日の作業にも支障をきたしはじめ、その事を知ったコンピュータはTHXを投獄し、裁判にかけようとするのだが・・・。白を基調にしたシュールな世界を背景に、低予算を逆手に取ったさまざまな効果が管理社会の持つ冷たい感じを見事に表す中、人間として自我に目覚め、自由を求めて疾走するTHXの姿が熱い感動を呼ぶ近未来SF映画。多少難解ではあるものの、内に秘めた思いがストレートに伝わってくる秀作である。
総合評価 ☆☆☆☆
ジョージ・ルーカスが学生時代に取った短編を、スター・ウォーズの大ヒット後、長編としてリメイク試作品。ルーカスの商業映画デビュー作となる。私も、スター・ウォーズのリバイバルの際に、この作品を鑑賞。
スター・ウォーズのような新しい分野(当時)の夢と希望のSFとは全く違う分野の作品。近未来を描いた問題作となっている。
低予算と言うことも有るが、コンピュータに管理された近未来の表現方法が、実に上手く、この頃から彼の映画作家としての才能が伺いしれる。また、この作品自体も、コンピュータ管理と人間の尊厳・・・ここでは人間の愛を、どうやって取り戻すかが描かれている。
ルーカスの持つ、人間に対する愛情が、この作品でもテーマとしてバックボーンに存在する。機会が有れば、是非、一度、観て欲しい作品。

(1999.01 by NOBI)

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