| 真夜中のカーボーイ MIDNIGHT COWBOY 164分 1969年 アメリカ 監督■ジョン・シュレシンジャー 1969年アカデミー賞 |
<DATA> 金持ち女の相手をして金を稼ごうと、テキサスの片田舎からニューヨークへやって来たジョー(ジョン・ヴォイト)。だが現実の壁は厳しく、カウボーイを気取る彼の夢は遠のいていくばかり。そんなジョーが知り合ったのがラッツォ(ダスティン・ホフマン)と呼ばれる一人の男。始終咳き込み足を引きずって歩くその小男と、ジョー。大都会のはみだし者同士、次第に友情を深めていく二人だが、ラッツォの病状は日増しに悪くなっていた。ジョーは、フロリダへ行くというラッツォの夢を叶えようとするのだが・・・。 ふんだんに取り入れられた60年代末のアメリカの風俗描写の中、夢はあれどもそれをどう実現していくかが判らないまま、日々に押し流されていく孤独な男たちを、イギリスからやって来たJ・シュレシンジャーが活写したアメリカン・ニュー・シネマの傑作。そしてジョー、ラッツォそのものといったヴォイト、ホフマンの存在感の凄さ(オスカーは逃したものの、二人そろってアカデミー主演男優賞にノミネートされている)。その題材と描写から、成人映画扱いのXレイトとなるが、アカデミー賞(作品・監督・脚色)を受けた後、レイティングは撤回された。ニルソンの主題歌『噂の男』と、J・バリーの切ないメイン・テーマも秀逸。 |
| 総合評価
☆☆☆☆☆ ニューヨークという街と東京という街の類似性を見ることが出来る。 とにかく、大きな街に漠然とした”夢”を抱いて、地方から出てくるが、どうやって、その夢を達成したらよいか・・・そうこうするうちに、巨大な街に飲み込まれていく、若者?達・・・ 風俗描写と共に、その中に生きている人々を演じる、ヴォイトとホフマンの存在感有る演技力には、脱帽と言うしか有りません。 時代を越えて、今も説得力の有る映像を見せてくれます。 イギリス人のシュレシンジャー監督が、シリアスにアメリカン・ドリームの影を描いています。 (1998.09 by NOBI) |
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