| フォレスト・ガンプ 一期一会 FORREST GUMP 142分 1994年 アメリカ/パラマウント映画 監督■ロバート・ゼメキス 1994年アカデミー賞 |
<DATA> 1人の無垢な男の半生を描き、原作、映画ともに大ヒットした話題作。 知能指数は人より劣るが、足の早さとその誠実さは天下一品という一風変わった主人公フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)の半生を、時代を象徴する“事件”とヒット・ナンバーで綴った心暖まるヒューマン・ファンタジー。映像化は困難と思われていた原作を映画的に奔放に脚色したシナリオも素晴らしいが、やはりこれは、多くのSFX映画の中できっちりとロマンを描き続けて来たR・ゼメキスの手腕と、まるでガンプそのもののようなトム・ハンクスの存在があって初めて実現し得た作品であろう。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでもゼメキスと組んでいたA・シルヴェストリが、数々の懐かしい名曲と並んで、まったく引けをとらない美しいスコアを書き上げている。スペンサー・トレイシーに次いで、ハンクスが2年連続主演男優賞を取った他、アカデミー賞では当然のごとく、作品・監督・脚本といった主要部門を総嘗めにした。 |
| 総合評価
☆☆☆☆ ゼメキス監督が、やっと、正当な評価を受けた・・・というか、最高の力を発揮した作品では・・・。 1960年以降のアメリカの体験を、一人の主人公に集約して見せてくれています。 ガンプの知能指数が低い人として、描いているのは、時代を際だたせるために、白紙のキャンパスを用意したようなもの・・・ 日本人では解り得ない、ベトナム戦争の痛みを描いている点ですが、今の私たちには、他の数多くの映画を通して、疑似体験しています。そう言う点で、「プラトゥーン」や「地獄の黙示録」、「ディアハンター」とは、違った反対側から見た、アメリカの姿を描いているような気がします。ゼメキス監督自身が、この時代をどう評価してきたかが、判ってきます。 ガンプの人柄同様、その誠実さがにじみ出てくる、逸品だと思います。 (1998.07 by NOBI) |
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