N.エドワードシアナ


今回は数あるウツボカズラの中で最も美しい種と誉れの高いN.エドワードシアナを紹介するよん。
今回激写してきた現場はトンブユコン山の標高1800メートル付近だ。
ヒルがうじゃうじゃまとわり着いてくる恐怖のヒル地獄に生息している。
なかなか魅力的なやつだぜ!しっかり目に焼き付けな!



これが噂のN.エドワードシアナ。さすがの親父もあまりの壷のべっぴんさに一目惚れ!生息しているのは割合と背の高い??低木林の中。丁度N.マクロフィラと同じような環境だ。直射日光がガンガン当たる所でなく、このような蘚苔林の中に暮らしている。


一見樹木に着生しているかのようなN.エドワードシアナ。さて、人それぞれによって色々な見解があるかもしれない。ここで俺の個人的な見解を一つ述べておかなければならない事がある。N.エドワードシアナを栽培してるやつらにとって重要だと思う事だぜ。チャールス クラーク著のNepenthes of BorneoのN.エドワードシアナのページで氏はこう記している。
「N. edwardsiana was stated by Burbidge (1880) to be strictly epiphytic,.....」
つまり、バービッジ氏によると、N.エドワードシアナは蘚苔林の尾根にある ある種の樹木に完全なる着生の状態でいると記録していて、尚且つ雲霧林の苔に覆われた岩石の上にも陸生(地生)するそうだ。(俺は翻訳に自信がねーから、訳が怪しいと思うやつは自分で読んでくれP.83だ)ようするに完全なる着生種という事が言いてーんじゃねーかな。
苔に覆われた岩石の上ってのは、上の写真の苔に覆われた樹木の表面と同じことだと思うんだがどーだよ?みんな。まあ、とにかくここはあんまり重要じゃねーな。そんでよ、俺が気になるのは、N.エドワードシアナを栽培しているやつがドンだけいるかしらねーがよ、もしかして栽培しているヤツラはこの種を着生種として栽培してるんじゃねーかってところだよ。何で俺がそんな事気になるかってーと、俺が見た限りじゃN.エドワードシアナは地生種だと思うからだ。
下の写真見ろよ。


完全に樹木に着生しているように見えんだろ。だがだまされちゃあイケネーよ。N.マクファラネイのページでも説明したようにこれは全然着生の状態じゃないんだよ。古い木質化したツルが苔の下にあって分かりづらいが、これは主茎から分岐したロゼットなんだ。この株の大元は大地に根を張っている。俺が見た範囲じゃ成体に成長している株は地生株ばかり。確かに樹木の表面の苔に着生している場合もあるがどれもほんとに小さい株ばかりだ。本当の着生種というのは意外と少ないのかも。N.エドワードシアナは非常に大きく成長する。やはり大型種は大地にしっかり根を張っていないと水分や栄養を十分に摂取できないんじゃないだろうか。
さて、栽培家諸君!N.エドワードシアナが仮に着生種であれば、栽培時の根部の温度変化にはそれほど気を使わなくていいのかもしれない。温室内の気温調節で管理すればいいとおもう。しかしN.エドワードシアナが地生種であるなら根部の温度管理にも気をつけなければならないように思う。現地での気温の変化は日中〜夜間を通して最大15℃位の温度変化はあると思う。着生種であれば根部はこの気温の変化に影響されているはずである。しかし地中の温度は、気温のようには一日を通してそれほど激しく変動しないと思われる。であるから個人的見解から言わせてもらうと、大きく育てたかったら植木鉢をデカクするなり何なりして根部の温度を安定させたほうがいいんじゃねーかってことだよ。
は〜長かったやっと説明終わったよ。
それによ、N.エドワードシアナは大きく育てるべき種なんだよ。他のヤツラとはちょっと違うんだよ。まあ、なぜかはあとで説明すんよ。


俺は今までN.エドワードシアナとN.マクロフィラそれにN.ビロサとお互い近縁種と呼ばれる三種を観察してみた。しかし俺の見解ではまったくこの三種違うね。
さらに以前N.マクロフィラはN.エドワードシアナの亜種とされていたみたいだけど。N.マクロフィラの方が毛深いし、植物本体も圧倒的に巨大だし、捕虫袋もN.エドワードシアナよりマクロフィラの方がデカイし、両種はあんまり似てないと思うぞ。この二種の壷の形もお互いに全然違う。
三種が似てるのは襟が円盤状突起に覆われている点かな。
N.フスカとN.ステノフィラだとかN.グラシリスとN.レインワルドティアナだとかの方がずっとお互いに近縁のように感じるね。まあ、あくまでも個人的見解だよ。

さーて夜もふけた、寝よ。続きはまたね。