『0課の女 赤い手錠(ワッパ)』
(1974年 野田幸男監督)
梶芽衣子出演作品「女囚さそり」と同じ篠原とおるの原作。監督は「不良番長」の野田幸男。
この作品で主演の杉本美樹はあまりにも有名だし、カルト的な人気があることで知っていましたが、
(「ZERO WOMAN」の原点ですね)
今更ながらやっと見る事ができましたが、冒頭の、杉本さんがゴーゴーダンスするシーン、
これだけでもう杉本美樹の虜です〜!
これは、エキゾチックでセクシーでクールな杉本さんの魅力が全開の作品でした・・・!
赤いコートに、赤い口紅、そして赤い手錠を手にした、女刑事、零。キマってます!
こんな刑事は実際にいませんが(苦笑)!
杉本さんが歌う主題歌「0(レイ)のバラード」は、梶芽衣子さんの「さそり」の主題歌
「怨み節」となんとなく似ている感じで、当時、さそりを4作品で降板した後で
次のヒット作をということで作られた作品だという事から、いわれてみれば、
作者も同じだし、雰囲気は似ている気がしました。
とにかく、お色気B級アクションの醍醐味を存分に味わえる傑作だと思います。
その他出演者は、誘拐犯を演じる(ほんと極悪人面です)郷 ^ニ、荒木一郎、
スナックのママに、三原葉子、(この作品でも最高です)警官役の室田日出男、戸浦六宏
(この方って警官役多いですよね?)それに、私にとっては「前略おふくろ様」の出演が
印象深い、郷 ^ニの弟役の小原秀明などです。
「女番長」のコーナーでも杉本さんの作品を紹介していきますのでご覧下さい。
『狂走セックス族』
(1973年 皆川隆之監督)NEW
先日、東映チャンネルにて、観ました。鈴木則文監督らに師事していたという皆川隆之監督の
デビュー作で、則文監督が脚本執筆されています。
これはレビューを書いてみたいという意欲を掻立てる作品でした〜。
冒頭の白井孝史演じる、スピード狂の淳哉と白バイ警官(渡瀬恒彦)との追跡劇
は疾走感が漲っていて、結構いいかも・・なんて思わせ、ジャンプスーツに身を包んだ
ハミ乳寸前のお色気女性陣が登場する辺りも、(千枝役の高木志麻さんの登場には、グットきますねぇ。)
白昼夢みたいで、これぞPVの真骨頂!と、ワクワクしていたのも束の間、、、、
お目当ての杉本美樹さんの登場でがっかりしてしまったのでした・・・。
杉本さんは、マネキンガールの役なんですが、これがまず、イマイチ、ピンと来ない上、
カールしすぎの髪型と、ひらひらのブラウス姿が、ちあきなおみ風?で(似合ってればいいのですが
どうも女装してるみたいに見えてしまい・・・(苦笑)。「メロンが食べたいわ。」とか、お嬢言葉も
どうも棒読みで、「0課〜」「スケバン」「感化院脱走」などで見られる、
野性的な魅力はゼロに等しく、魅力を出し惜しみしている感が否めませんでした〜。
(ちょっと辛口ですか?!でもファンであるが故に期待が大きかったもんで・・・)
そして、ラストのやたらと長い坂を下るバイクの追跡シーン、正直、目が回りましたよ〜(笑)って
笑えないんですよ、以前、私自身が日光のいろは坂で、気分が悪くなった事を思い出して
いやーな気分が蘇ってしまいました。
淳哉は結局逃げきれず、無残にも死んでしまいました・・・。
無軌道な若者の愚かな死といった所でしょうか・・?あぁそんな無茶しなけりゃいいのに・・・。
虚ろな表情の杉本さんのラストシーン、ちょっと呆気なかったような・・・。
あ、でも上田正樹がロックバンドのリーダーとして出演、音楽も担当していて、
フラワー・ムーブメントの影響を感じる音楽性は印象に残りました。
(2002・1・8更新)