◆やる気が無いようでいて(笑)、
更にドラマのページを追加です。
近年のドラマの感想は他のページにも書いているので気が向いたらまとめるつもりです。

◆風子のラーメン



2008-04-10
 「女学生の友」 2001年・ BS-i=東宝 / 篠原哲雄監督

●先日、ビデオの整理をしていたら出てきたので久しぶりに観たんです。
「あっぱれさんま大先生」(結構好きだった)出身の前田愛ちゃんの妹、前田亜季ちゃんと、ご存知の通りファンである
山崎努さんの(既にアクターのページを作れそうな程作品を紹介してしまってますが)「50歳差の友情」 を描く素敵なドラマです。
見返してみて、とても清々しい気分になったので書きました。

●まったく私なりのストーリー解釈:

とある古い日本家屋に住む初老の男、松村弦一郎
息子家族と同居しているが、いつも肩身の狭い思いをしている。
が、女子高生の孫娘、梓(野村佑香)だけはいつもおじいちゃんの味方であった。

ある日、孫娘となぜか渋谷へ(!)出掛けた弦一郎だったが、
孫娘が旧友の女子高生とばったり会い、皆でカラオケへ行くことに。(なぜゆえに・・この展開)
その友人の女子高生達の一人にミナ(前田亜季)がいた。
ミナは家庭不和等、かなり深刻な悩みを抱えていた。そしてこの日をきっかけに弦一郎に電話をかけるのだった。
弦一郎とミナはそれぞれの心の隙間をうめるかのように静かな交流を続けていくのだが・・・。
(原作・柳美里←未読ですが)

●感想:

私の稚拙な解釈ですと↑またしても「スローなブギ」の二番煎じのように思えるかもしれませんが(苦笑)、
もっとジンワリとした暖かく切ないお話でした。
このドラマの作られた7年前ってそんなに前じゃないのに、女子高生の話し言葉もルーズソックスも既に古く見えてくるのが時代の移り変わりの目まぐるしさを物語ってます(笑)。

弦一郎さんは遺言書を書く程、毎日退屈に過ごし、孤独感を漂わせています。
孫が唯一の安らぎとも思えます。
息子夫婦はおじいちゃんの家の権利書を目当てにしているし、汚い部分丸出し。もはや一家は冷えきっています。

孫娘とのやりとりの中で印象深かったのは、昔二人で旅行に行った、というくだりです。
それは旅行先で孫娘がはじめて自分で買い物をした、というエピソードで、
買ったものというのは、おじいちゃんと自分のお弁当二つだった、というお話しでした。

これは山崎さんの著書の中での次女の娘さんとのエピソードとまったく同じだったのです。
お釣りを握り締めて全力疾走で戻ってきた、、、というこの心温まるエピソードが、
私は本の中で最も印象に残り、何故だか目頭が熱くなってしまう(照)部分だったこともあり、
これが脚本に反映されているのが興味深かったんです。
余談ですが、私は山崎さんの娘さんと同世代なもので、余計に時代背景と共に勝手にだぶらせちゃうんですよね・・・。

ドラマの終盤は今観るとロスト・イ・ントランスレーション的(また出たヨ、こっちのドラマの方が先ですけど!)
一期一会みたいに感じて切なくなるのですが。
どうも歳の離れたプラトニック交流みたいなのって人を惹きつけますよねェ?!
前田亜季ちゃんの演技・・・背伸びした、微妙な年頃の孤独感の漂う少女といった雰囲気が魅力的で、これはキャスティングが良かったんじゃないかなぁとつくづく思います。
野村佑香ちゃんも堂々たる演技でしたし、山崎さんの実年齢よりちょっとおじいちゃん風な演技、歳を取っていく哀しさみたいなものがなんとも素晴らしかったですねぇ。

老人と若い子のとんちんかんな隔たりや、(山崎さんが女子高生達に「カワイイ〜ッ」とか言われてるのが笑った)
大人の醜い部分だとか、多少ご都合主義的な無理な展開はあるにしても?様々な人間模様が描かれ、
篠原監督の映画とは違った、ドラマならではの爽やかな味わいが感じられました。
ラストシーン、エンドロールが見事です、ココで私はホロっと来ました〜。

地味だけれど、思わず人に薦めたくなる作品です。観てよかった。







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