【今月の1枚】



●2011年・新春


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私が持っているレコード、CDの中から、ジャンル、新旧問わず
「この1枚!」と勝手に選んだモノを紹介して行くページを作ってみました。

ジャケが笑える!とか、物凄く正統派なモノとか、ゴッタ煮
でやって行きたいと思ってます。
「70年代*サントラ*アーティスト」で扱っている以外の
ジャンルも紹介して行きたいです。
「乞うご期待!」と言いたい所ですが、あまり期待せずにさらっと読んで下さい(笑)。
きまぐれに更新致します。











ヘルムート・バーガーの魔性の美貌を浴びながら・・・
■Un Beau Monstre / Georges Garvarentz■
(Pathe EMI) 


やっとやっと・・・10数年以上探し求めていたレコードを発見した記念に備忘録です。

1971年に公開された、仏映画/セルジオ・ゴッビ監督/ヘルムート・バーガー主演/「雨のエトランゼ」のサントラです。

この映画の主題歌がイイ曲すぎで頭から離れずにいまして。。。
(Wallace CollectionというグループがA-1、B-1を唄っている)
このA-1:My Way Of  Loving YouとB−1:Stay という2曲が劇中で
「またか」という程のしつこさで使用され(特にStayが頻繁だった記憶が)、
映画が終わる頃には歌えるようになっていた位の印象深い名曲なんです。

当HPを始めたばかり頃、ネットを通じて、
以前から興味があった、ヘルムート・バーガーのファンの方々と知り合う事が出来、
交流の中で、ありがたい事にこの貴重な映画を拝見する事が出来ました。
映画自体もかなり良かったので、
次はサントラ、と欲が出て、捜し始めたんですが、これが中々入手困難でして。
オークション関係にちらほらあっても高値、
海外通販で捜すと送料入れると一万円近かったりするものもあり、手が届かず。

それが!先日街をぶらついていた所、某中古屋さんに飾られていたんです・・・!
しかも3000円弱。
見た目からボロボロのジャケットで、正直これに数千円つぎ込むのはどうなんだろ?
と、コレクターじゃないもんで
セコセコ小一時間迷ってしまったんですが、結局購入に至りました。

さてこの映画、おフランスのオサレ映画というよりは、
カルトムービー、異色作ってイメージで、
ヘンタイっぽい、(失礼ですが私は「サロン・キティ」でハマったクチなもんで)
色男、悪趣味、といったヘルムート・バーガーのキケンで妖しい魅力が全開なんですが、
決してそれだけで収まらない味わいのある映画だったりします。
(シャルル・アズナブールも刑事役で出演)

ドミニク・ファーブルの原作「美しい野獣」を元に、
男女の理屈では片づけられない、哀しい愛憎をヘビーに描いているんですが、
主演のヴィルナ・リージという美しい女優さんも、
ヘルムート氏に負けず劣らず魔性系のいい味出してまして、
私自身のこの映画のイメージは、更にネットリと濃厚さを増し、そこがどうにもこーにも惹かれる理由です。

サントラ単体としても、70年代初頭のデカダンな映画音楽の香りがプンプンして
優雅な気分に。
しかしながら、ウォーレスコレクションってグループの事は相変わらず情報が少なく、
 (検索するとロンドンの美術館ばっかり出てくる)
詳しく知らないといういい加減さですいませんが、ソフトロックの部類に入るんでしょうか?!
もっとこのグループの楽曲を聴いてみたいですねぇ。

純粋に、サントラを手掛けたGeorges Garavrentz氏の楽曲も、
美しくとても心地がいいので、もし興味を持たれた方がいましたら、
ブランデーを片手に(!)この映画と共に音を味わって頂きたく思います。
(残念ながら、この作品はソフト化されていないようですが、YouTubeで観られるようです)


*参考文献:「ヘルムート・バーガー{魔性の美貌}」./責任編集=梶原和男/芳賀書店


2011/02/15









●2010年7月








猛暑をぶっとばせます
摩天楼のダンス天国(DVD)
ストリート・スライダーズ

(2003/エピックレコードジャパン )








2000年に惜しくも解散したThe Street Sliders
1986年8月5日、新宿都有3号地で行われたライブ映像の秀作を紹介です。
昔ビデオで観ましたが、最近スライダーズ再燃していまして、DVD化したものを購入しました。


通常のライブ映像というより、一つの映像ドキュメンタリー作品として観ると良いのではないでしょうか。
80年代特有の映像加工が施されているので、夢見心地な雰囲気に仕上がっているんですが、
それが過剰すぎるような気もして、ライブだけ観たいという人には違和感があるかもしれないです。
当時はこういう演出がカッコよかったのかも・・。
私自身は、色調等のイメージが合っていて好きですが。


「すれちがい」で始まる夕暮れ時のビルに囲まれた、
風に吹かれるバンドの面々が印象的です。
私、こんなにファンだったの??と思う程、この映像が切なくて泣けてきました・・・。なんでしょう。

この重々しく、真っ暗闇と孤独をイメージする一曲が私のスライダーズの
イメージとなっています。




特に風に煽られてる蘭丸の姿が戦士みたいで(何の??この表現もナンですが)
素晴らしく絵になってるんです。
8月とは思えないジェームスの衣装(ベルベットのスーツ)も
スタイルを貫いているし、何より4人が一丸となっている姿が神々しいばかりで。

人気も出てきて絶頂期にあるバンドの纏まりを随所に感じ、
緊張感と爽快感に溢れていて、これを生で観た人達が本当に羨ましくなります。
(特にBaby, I'm Really Down のイントロ部分の演奏は圧巻です)

「どうもこんばんわー」意外、MCほとんど皆無ですが、
当時はコワそなお兄ちゃんに見えたハリーが、
あどけなく笑ってたりして、こういう部分って
当時は余裕が無くて(?)気付かなかったですねぇ。

自分が30代になって観ても、この人たち、20代とは
思えないシブさと貫録ですけどね・・・。

スライダーズの動画は今やネットで溢れていますが、
この作品を一時間じっくり観るのをお薦めします。
(この季節、就寝前にかけながら眠るのも!)
私は他のライブビデオも幾つか持っていますが、これがベストだと思っています。


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1986年頃でしょうか、高校1年の時、同じクラスになった女の子が
中学から小さいバージョンの宝島を読んでいて、
既にスライダーズの大ファンでした。
その子が私の家に、当時宝島で猛プッシュしていたスライダーズの記事と、
レコードをどさっと宿題のように持ってきたのが
私がスライダーズを聴くきっかけとなったのですが。

(⇒画像参照 家中を捜したら、宝島1984年の記事を発見。
鳥井賀句氏がインタビューしてるのも興味深い)


最初は見た目で「ガラ悪そうだなぁ」(笑)、
しかし曲を聴いたら!
凄い吸収力であっという間にライブへ足を運んでいました。

当時、洋楽(UK寄り)だった私には、この男臭い感じが衝撃でしたね。
でもルックス云々だけのバンドなら、すぐ飽きてしまいますが、
今聴いても若気の至りみたいには感じず(特に4thアルバムまでは)
重い足を引きずってるようなダークさと
スリリングさがあり、色褪せる事はありません。
この手の音楽性の陽気さ、お気楽さが無いんですよね。
それでいてサイケデリックでニューロマみたいな耽美さもあって
聴き始めると中毒になる。。。
(強いて誰かに薦めるとしたら、2nd「がんじがらめ」でしょうか
1曲目の「踊ろよベイビー〜」のドロドロとしたうねりが堪りません)

今となっては80年代中盤の脂が乗ってる時期に
数回でもライブを観る事が出来た事を良かったなぁと思います。
公演会場へ行くと、カッコいい大人のファンが多くて
自分がつくづく子供だと感じてましたけど・・・。

私達みたいにまっすぐオウチに帰らず、どっかで飲んでから帰るんだろうなぁーなんて
よく友達と言い合ってましたが(苦笑)。
この場では早く大人になりたいと思いましたねぇ。

9thアルバム SCREW DRIVER あたりから徐々に聴かなくなっていき、
(どうも初期のような暗さが薄まり、まったりしてきた感があり)
今に至っていたのですが、(最後にライブに行ったのは91年頃でした)

最近の蘭丸・・・土屋公平さんの様々な活動に興味が湧いてきて、
つい先日【麗蘭】を観に行ってきたんです。
それが予想以上に良いライブだったもので。
解散はしてしまったけれど、
改めて私は公平さんのギター、音楽性が好きになったんですよね。
当時は友達に付いてったファンだったけれど、今は一人で大ファンに。盛り上がってます(笑)。

レコードは廃番になっているものばかりで、BOXも既に高値で取引されているのが腹立ちます。
ベストとかじゃなくアルバム単体で再発してほしいですよね。

最近唯一CDで買えた5th「天使たち」は、
当時は売れ線になった印象があったけれど、
今聴くと、勢いがあって頂点を確立した感じがありました。
「蜃気楼〜VELVET SKY〜 Angel Duster(大好き)の流れが壮快で、ipodで
猛暑の中をShake My Head (笑) です。

20年もの間、不動のメンバーでの活動には限界があったのかもしれません。
現在の公平さんの幅広い活動を見ているとつくづくそう思ってしまいます。

再結成は無いとハリーが仰ってたのも無理ないと思います。(インタビュー番組で拝見して)
それぞれの活動を見守っていきたいです・・・。
ハリーのソロも気になっていつつ躊躇していたので一度行かなきゃと思います。

こうやって約20年前を振り返ると、色んなジャンルを節操無く聴いてきた中で(苦笑)、
スライダーズはずっと傍にある音楽だったと改めて気付きました。
当たり前のようにあったというか。
物凄く頼もしい音楽に無意識の内に助けられていたような気がします。

(これでも推敲したんですが、結局熱烈感想文になりました)


2010-07-23















witchman/HOMMヨ
(2007・Good Lovin' production)


一度、memo で触れた事がある、女子3人編成バンドの1stです。
まだ20代のようですが、
タダもんじゃなさそうです。

私の印象では、NYパンク、オルタナの要素が強く、最近多いシューゲイザー系の要素はあまり
感じられず(下向いてガーガー弾く佇まいはシューゲっぽい感じもするんですが)
SUB POPのバンドの音を思い浮かべました。

ここ数年、「中学生棺桶」のライブを観に行ってるウチに知ったんですが、
棺桶さんに劣らずここまで凄いと思えるバンドは数える程だったので、
コーフン覚めやらぬ日々です。

先日HOMMヨ企画のライブも観てきたのですが、
やはりCDよりライブの方が断然ド迫力なので、ライブが先でも良いかもしれません。
(山本久土さんの[久土'n'茶谷]も出演してましたが、こちらも渋すぎでした!)

このアルバムは2007年に出た1stなんで、2008年の2ndの洋楽よりな音と比べると、
青春だな〜と、若い勢いと清々しささえ感じますが、
若々しさの中に内包された激しさがなんだか涙腺に来たり、詩の世界もなんとも言えずに
美しかったりして、私はとても気に入りました。
特に [dead spot] [ふーん]  [どこ] [青くぬる] がvivaban 管理人オシです。
[青くぬる]は、2ndの新録音の方がより混沌としててイイのですが、元バージョンも今となっては
別物としてそれぞれの良さを味わえます。

ルックスはアートスクールの女の子達という印象ですが、
オンナノコオンナノコしてる部分が微塵っもない!!
当サイトにこじつければ、スケバンテイスト・・・?いや、それも違い。

とにかく媚びてなくてカッコイイんですよ。観てる方がその実力に圧倒されて
背筋を正してしまうというか、真剣に観てしまうんです。

なんだかんだボーカルの子は目鼻立ちがくっきりとした美人だし、
声も色っぽいし(ダルい感じが良い!)3人とも細いし・・と、
ステージ上でも実にサマになってるんですが、そういう部分を指摘したら
ぶっとばされそうな雰囲気が・・・漂ってます(苦笑)。

ギターを持つ姿が実に男前です。
ドラムの子も淡々と(ベースの子もしかり)正確にこなしていて、
そんな姿にもホレボレしてしまいました。

「女子のみ」こんな絵になるバンドも滅多に無いのでは。
女からみても「カッコイイ!!」と心底思えたのは、
ゼルダ以来かなぁーなんて個人的に思ってしまった位の衝撃です。


興味が湧いた方、是非聴いて、ライブ体験してみてくださーい。
(この日のライブの模様も早速You Tube に上がってました〜。)

2010-06-11












 
〜この世の春でした〜
をやめたい  /  梶 芽衣子
 
(2009年 (株)テイチクエンタテインメント)



芽衣子さんのこのCD、昨年6月に発売されていたマキシシングルですが、(ブログも開設されていた!)随分後になって気付き購入。
(またしても情報疎く)
気分も新たに2010年新春第一弾にすることにしました。

キルビル効果もあったのでしょうか?歌手活動を要望する声が多かったようですね。タランティーノ作品にも出てしまえばいいのに。パム・グリアみたいな役どころで・・・
ファンは皆泣くと思いますよーーー。

芽衣子さんの60台前半とは思えぬ美しさ!そして中ジャケの、赤いパンプスに黒のカーゴパンツ風な
カジュアルなファッションで体育座りしている芽衣子さん、とてもチャーミングですね。

「女をやめたい」の出だしを聴いた瞬間、声のハリと艶っぽい歌唱にひきこまれ感極まりました。
割りがあわない「女」に疲れた・・で、「女をやめたい」、かぁ、芽衣子さんだからしっくりくる、泣ける歌です。

ド演歌のようなコブシを効かせていないサラっとした透明感が有るお声なのに、もの凄い情感があるんですよね・・・流石女優さんの表現力だと思います。そしてホントに若い頃と変わってない!!オドロキです。
しかし、やさぐれ感はさすがに減り、今の年齢の芽衣子さんがごく自然に出ている感じがしました。
病気もされたそうですし、人生の重みが感じられました。

芽衣子さんの、女優のイメージである強い女のウラにある悲しさや優しさ、儚さは歌の世界で見事に表れており、
そこに私はいつも魅かれています。
2曲目の「思い出日和」もまたイイんですよねぇ。(惚れた男の嘘を切なく歌っている)

芽衣子さんは芽衣子さんでしかない、ジャンルを超えてしまう存在だとつくづく思わされる一枚です。
(カラオケバージョン&譜面付です!)

BOXの発売やコンサートも今後予定しているとのことで、益々のご活躍を期待したい所です。



*芽衣子ギャラリーを数年サボっていますが・・・お気に入りジャケです。
コレクターじゃない私もついつい集めたくなります。



2010-01-06












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