†恐怖女子高校シリーズ*作品紹介†


ここでは、東映「女番長シリーズ」に並行して、こちらも東映で製作された杉本美樹&池玲子主演の
「恐怖女子高校」シリーズ全4作品を紹介したいと思います。(東映チャンネルさまさまです)
ズベ公が集結する女子高を舞台に繰り広げられる、『アナーキー・イン・ザ・お色気アクション』。
(ありがちな例えでした・・・)「女番長シリーズ」の「学園版」といった所ですが、
個人的には「女番長シリーズ」の方が解放感があって好きなんです・・・。
(こちらも、観た順に書いていこうと思っているので、順不同になります)


†恐怖女子高校 暴行リンチ教室†
1973年 東映京都 
企画:天尾完次 脚本:鴨井達比古 監督:鈴木則文 

この作品は2作目です。。セーラー服姿の杉本美樹がバイクでドラム缶の山を飛び越えるシーンが最大
の見せ場!そして、「煮るでも焼くでもしなァ!」と太ももの刺青をあらわにするシーンにホレボレする、
美樹さん大健闘の作品です。私は美樹さんびいきの為、余計に興味深く観ました。
いつも音楽にばっかり気をとられる私ですが、東映「不良番長」シリーズなども担当していた八木正生
の音楽は、グルーヴィーでより躍動感があるような気がするんですよね。(「女番長(スケバン)」でも、
八木さんの音楽が印象深く、気に入ってたんです)

ストーリーは、杉本美樹扮する「十字架典子」こと風間典子、北野レミ(太田美鈴)久保京子(佐分
利聖子)が「希望学園」に転校してきた事から、この学校で権力を握っている、野坂洋子(衣麻遼子)
率いる風紀委員達が、彼女等にあらゆる嫌がらせを行うんですね、この風紀委員は教員と結束していて
色々裏でワルサをしてるんです、大体、野坂洋子は教師とデキてたり、とんでもなく狂った学校で。
この学校では以前、典子の片腕だった秋山道代という生徒が風紀委員によって犠牲になっていて、
彼女は秋山の復讐の為、希望学園にやってきたのでした。形見の十字架のペンダントを預かっていたと
いう生徒が、典子にそれを渡しにやってくるのですが、典子も同じ十字架を持っていた・・・という
場面は、秋山と典子の深い絆を浮き彫りにし、中々ジーンと来るんですねぇ。
そして同じ秋山の死について調べを進めるトップ屋の若林(渡瀬恒彦)と共に学校の悪事を暴いて行く
という、この作品も、「女番長シリーズ」と同様、観客が美樹さんと共に「やっちまえ〜」という気持
ちになる勧善懲悪です。

冒頭の風紀委員のリンチシーンはPV作品ではお馴染みにしても、ちょい辟易気味で、紅いマスクをして
いる風紀委員のいでたちは、遠藤ミチロウの「スターリン」を連想しちゃったんですけど・・・。
あとやはり、制服があるってだけで陰気さが倍増して、最初は正直、どうかなぁ?と不安げでしたが、
終盤で、池玲子扮する関東総番長が颯爽と登場して、典子とタイマン勝負をする場面(前述のドラム
缶飛び越えやら)や、これも前述ですが美樹さんが突如全裸になり(その脱ぎっぷりがまたいさぎよ
い!)太ももの十字架タトゥーを見せるというサービスショットなどもあり、こういう場面は文句ナシ
でした。
先公どもを陥れる為に若林が仕組んだ生徒との乱交パーティにまんまと騙される場面も単純に「あ〜あ
〜バカだねー」と鈴木則文監督の娯楽性が出ていて好きです。
(知ったかぶってますが、私、「トラック野郎」で娯楽映画の素晴らしさを知ったもんで)ラストで、
生徒たちが学校のガラスをガッシャーンと割りまくるわ、机を叩き壊すわで学校滅亡、ド迫力です、日頃
かなりストレス溜まってる私は、一枚くらい割ってみたい・・・なんて衝動にかられてしまいました。
(2002・4・8更新)
◆恐怖女子高校 アニマル同級生◆
1972年 東映京都 
企画:三村敬三 脚本:掛礼昌裕 中島信昭 監督:志村正浩
この4作目を観て、「恐怖女子高校」シリーズはただただエロやリンチシーンだけでなく、一つのジャン
ルとして、「女囚さそり」シリーズと同様に好きになってしまいました。今回は1、2作で助監督を務めた
志村正浩監督の作品です。理屈ナシで池玲子さんはカッコ良し!そして西部劇風な鏑木創の音楽にのって、
竹刀を片手にゾロゾロ登場するスケバン達には、圧倒されますヨ。

今回は数々の補導歴のある風花亜紀(池玲子)を筆頭に5人の転校生が聖和学園へ転校してくるお話。
この聖和学園は米国の「グレゴリーカレッジ」の姉妹校で、留学制度があったり、フェンシング部があっ
たりと、ちょっと国際色豊かな学園なんですねー。なんとも高貴?なイメージなんですが、中身はやっぱ
り荒みきっています。
この転校生5人がまた様々な経歴なんですが、不純異性交為逮捕歴数回の阿部定子(田島晴美)なんてい
うベタなキャラも出てきて興味をそそります(笑)。そして唯一の優等生の小早川一絵(織部ゆう子)は、
後々悲惨な末路を辿ることに・・・。
亜紀は、フェンシングの腕を買われて、この学校へ来たんですが、このフェンシング部は「体育会」という
学校を牛耳る嵐子(一ノ瀬レナ)がドーンと居て、竜子(衣麻遼子)が番長をつとめる「黒バラ会」とい
うのが「体育会」の手下なんですが、今回はこの「体育会」がムカ〜っと来るんですねぇー。
どスケベな理事長(金子信夫)とつるんでるし、この学校の留学制度というのは架空のもので、実は売春組
織へ送る為の隠れ蓑だったという事実が判明してくるにつれて、またまた「クッソ〜」と物語に引き込まれ
るのです。
優等生の小早川は、留学の個人面接(とは名ばかりで「処女チェック」だった・・・)で犯され、ショックで
自殺してしまうし(ここら辺は「聖獣学園」を思い出し・・・)も〜女を何だと思ってるんダ!!なんて怒り
たくもなって来るんですけどね。
亜紀の姉も実はこの制度がきっかけで米に娼婦として送られ、挙句、病魔に襲われて死んでしまったのでし
た。こりゃー、亜紀は許しちゃおけねーですよ!
そして、亜紀の姉の元恋人の梶村(成瀬正孝)という人物も現れ、(学校へ復讐するために理事長のおか
かえ運転手となっている)亜紀と共に学校へと戦いに挑んで行くのですが・・・。

気に入ったシーンは沢山あって、カラフルなカードさばきを披露する竜子(衣麻遼子)のカッコよさや、
黒バラ会の薔薇をあしらった衣装が、アナ・スイの悪趣味バージョン?って感じで、何だか好きだったり・・・。
成瀬正孝さんの茶系でまとめたモッズぽい?衣装もキマっていて、池さんと口笛を吹きながらハモるシー
ンなんかもムーディーでした。
ラスト、学校の屋上で「こんな制服は返してやるヨ!!」と制服を脱ぎ捨てる池さん、中々出来ませんヨ。
こんな豊満なボデーを惜しみなくペロン!なんて。玲子姐さんの女気に乾杯!こちらもスカッとする後味
の作品でした。(2002・5・7更新)

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