【1974年 東映京都】
企画:日下部五朗 佐藤雅夫
脚本:中島貞夫 金子武郎
監督:中島貞夫

これはかなり期待していたので、東映CHには大感謝の作品なんですが、主題歌 「ジーンズぶるうす」のシングルを先に聴いて、想像を膨らましすぎていたせ いか、映画を観てちょっとガッカリムード・・・。 で、この主題歌、映画のオープニングだとアコースティックで地味めなんです けどシングルでは、テイチクオーケストラの演奏なので、かなりドラマチック に仕上がってるんですよ。こっちの方が断然イイです!コレ、今までコレクシ ョンしてきた中でも3本の指に入る名曲だと思うんですがねぇー。オトコにボロ 雑巾のようにされた女の歌なんですけど(藤圭子さんも歌いそうな)芽衣子さ んの透き通る声が堪らなく哀愁に満ちている曲であります。 でも、映画では「2番」から始まってるんですよぉ〜。1番の歌詞が良いのに なぁ。 芽衣子さんの映画をアレコレ観てきましたが、私自身はやっぱり「さそり」 シリーズにつきるんですよね。御本人は嫌だったのかもしれませんが。 お着物姿の任侠ものもまたいいんですけどね、私としてはもうちょっとワルな、 反逆の芽衣子さんが観たいんですよ・・・。魅力を遺憾なく発揮しているとは思え ず。だから続編は無かったんでしょうか。 映画本編の印象としては、さそりのイメージをほんのちょっと変えた感じのウ ェスタン調のファッションに、音楽も井上忠夫さんのブルージィな(たまに南 部スワンプ風)音で、映画全体の殺伐、荒涼とした雰囲気にベストマッチング でイメージ的には好きでした。中島貞夫監督の作品である、「女番長 感化院 脱走」の後半を思い起す部分もありました。 先日かなり気に入った「毒婦お伝と首切り浅」もボニー&クライド風でしたが、 こちらの映画も男女2人の逃亡劇。(長くなるので内容端折りマス)この時代っ て、アメリカン・ニュー・シネマの影響下にあったんでしょうか。「毒婦」 の方はギャグっぽい部分が自分の好きな感じで面白かったんですけど、こち らはメリハリに欠ける気がしちゃって、感情移入出来なくて・・・。でも、芽 衣子ファンは観ておくべき作品だと思います。渡瀬恒彦さんのニッカボッカ 姿も見れます。【2002・6・12】 |