「アフリカの光」
(1975年 神代辰巳監督)

これは私が神代監督の初めて見た作品で、ショーケンと共に衝撃を受けました。
未だに何度も見たくなってしまう、和製ロードムービーの傑作です。
これを見て以来、何故かこの作品でのショーケンの「順」という役が、脳裏に焼き付いてしまって離れな
かったのです。
神代監督の作品は、未見のものがあるのですが、多くのカルト的なファンがいるというのがこの作品を
見て直後に実感しました。
私はち〜っとも文才が無いんで、言いたい事の半分も上手く言い表せないのがもどかしいんですけど、
なんとか書いてみますね(苦笑)。

アフリカ行きを夢みて、まぐろ漁船に乗るために北国へやってきた2人の男が、ショーケンと田中邦衛の
役どころです。邦衛さんは、結局体調をくずして夢を断念してしまい、ショーケンが1人で見知らぬ漁村に
残ることになるのですが・・・。
        
レゲエっぽい独特な井上堯之さんの音楽と、ところどころでショーケンの「ア〜ア」という溜め息が繰り返さ
れたり、突然ホースで水を撒き散らしたり、時報と共にオナラをするシーンとか(笑)、タバコを口にくわえて
、吹かしながら汽車のマネをしたり、挙げるといくつも出てくる、名シーンの数々・・・。
他の映画では見た事がない場面というか、世界を感じました。それも全体的に力が抜けている感じ?!
が不思議なんですよね・・・。
以前、利重剛氏がこの映画が大好きで高校時代に何度も見たという記事を読んだ事があり、観て(体験し
て)初めて、その気持ちが理解できたというか、見事に神代さんの世界ににハマっていきました。
邦衛さんとショーケンの、セリフの掛け合いが絶妙で、2人の演技はとても素晴らしくて何だかイキイキとして
います。
桃井かおりが演じるホステスとのからみもなんとも言えずに良くて、この作品の桃井さんも大好きです。
漁師街を赤いヘアウィッグをつけたまま歩く桃井さんの姿がなんだか妙にハマッてるんですよね。
桃井さんの愛人役で藤竜也も出演しています。
これまで、海外のカルト映画ばかりに目が行っていた私には、この神代作品で邦画に対しての見方が
180度変ってしまいました。


                     
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