トップページへ

茅ケ崎の民話と昔話
河童徳利・八大竜王さま・雨乞い
茅ケ崎熱血情報 カメラマン 高橋昭和
熱血カメラマンへのメールです

河童徳利
 (かっぱどっくり
 昔西久保に五郎兵衛さんという正直で
働き者のおじいさんが住んでいました。
 ある日五郎兵衛さんは、一日の仕事を
終え、間門川で馬のアオを洗っていると
どこからかカッパが現れ、馬のお尻に
かみつきました。
驚いた五郎兵衛さんの叫び声に、西久
保村の若い衆が駆けつけ、カッパをとら
え、大木にしばりつけてしまいました。
 しかし情け深い五郎兵衛さんは、カッパ
が かわいそうになり、なわをといてあげ
ました。するとその夜、五郎兵衛さんの家
にカッパが現れ「命を助けていただいた
お礼です」とトックリをさしだしました。
このトックリは、くめどもくめども酒が出て
くる不思議なトックリでした。
調子にのった五郎兵衛さんは朝・昼・晩
と酒びたり。すっかりなまけものに、なって
しまいました。
 ある日、やせ細った、愛するアオを見た
五郎兵衛さんは、これではいけないと
トックリの底を3回たたきました。
これで いってきの酒も出なくなり、また
働き者の五郎兵衛さんになりました。

 昔々、茅ケ崎の遥か沖の海底に竜宮城があ
りました。
竜宮城には乙姫様と、赤竜、白竜など八匹の
竜神が暮らし、この世を支配していました。
竜神の力は偉大であり、雨を降らせたり、風を
巻き起こしたりするのは、簡単なことであります。
 ある年、よその国が日本を攻めてきたので、
スサノウノミコト(海王)は、竜神に頼みました。
竜神は海を荒らし、豪雨を降らせ、敵を蹴散らし
ました。
竜神が空へ昇れば、垂れ込めた雲も、一瞬の
うちに吹き飛んでしまいます。
農民が、稲作の心配をしていれば、雨を降らせ
村人を、喜ばせました。
漁民は、うば島(えぼし岩)に竜宮様を祭りまし
た。浜辺には八大竜王神の祠を祭り、航海の
安全を祈願しました。
 南湖の網元では、地引に魚が多くかかると
竜神様のお陰と、朝あみで、取れた魚を、八大
竜王神にかけおい、「俺んちでアジがとれた」
「俺んちでカマスがとれた」と声を張り上げ、八
大竜王神までふれ歩きます。八大竜王様に供え
た魚は“すぐ下げる”のが習わしなので、近くの
人が、速やかに、竜神様のおすそ分けを、あや
かりました。1月11日が竜神様の例大祭で、最
近まで、南湖ではお神楽が奉納されていました。


  写真は八大竜王さまと茅ケ崎の竜神

八大竜王・昔話




雨乞い灯篭(あまごいどうろう)
かって茅ヶ崎は農耕社会で、稲の栽培が行われていた。
夏の日照りが続くと、井戸水はもちろん、田んぼや畑も干し
あがってしまうから、日常の生活に困った。
 茅ヶ崎から、仰ぎ見る霊峰(れいほう)大山は
雨降り(あめふり=あふり=現在は阿不利)山と言われ
雨は大山の竜神がもたらすものとされていた。
円蔵では、町内ごとに、大山阿不利神社(あふりじんじゃ)
に参詣し祈祷を受けたあと、ありがたいオフダを灯篭に納め
る。
今年も円蔵下町では、大山の開山に合わせて、行楽を兼ね
た大山参りをを行っている。
                         03年8月3日撮影

これが茅ヶ崎でいう 大山神立(かんだち)だ。竜神が雨を呼ぶ。
茅ケ崎熱血情報,天然の茅ケ崎物語へ