2003 Thailand
就職活動ってなんだろう?現実から逃れるために海外逃亡してしまった1週間の旅。
東京→バンコク
東京→バンコクは多くの直行便が存在し,格安航空券が出回っていても経由便を選ぶ人は少ないだろう。そんな中今回選択した飛行機会社はシンガポール航空。シンガポール航空はその快適性が評判で,飛行機会社のサービスランキングでも上位に位置する。機内食がおいしく,各席にテレビがつき,映画だけでなくゲームもできる。さらにスチュワーデスさんに美人が多いといいこと尽くめの飛行機会社。そんなシンガポール航空がシンガポール経由といえども,今回は非常に安く手に入ったので「ラッキー」と思った。しかし,そんな不純な動機で選んだ罰が当たったのか,当日は管制トラブルにより1時間出発が遅れた。シンガポール到着は午前2時20分。乗り換えのバンコク行きは翌朝8時50分発なので,既に次の便まで6時間程度。トランジットエリアの休憩所で少しでも寝ようとしたが,巡回の車?が頻繁に通り,あまり寝られなかった。
アユタヤ
バンコク・ドンムアン空港に着くとしつこい客引きが待ち構えていた。これを振り切り,空港の片隅で輪行解除。いざ出発するが,アユタヤへの道は日本で言う東海道みたいなところを通らなければならず,車が多くてストレスが溜まる。路肩は広くて道も舗装してあるけど・・・なんでバイクが逆送してくるの?カルチャーショックを受けた。この無法っぷりは台湾どころではない。見渡す限り平野が続き,アップダウンは存在しない。おまけに日陰がない。この道は街路樹が中央分離帯にしかなく,道路上には全く影がない。強い日差しが照りつけ,たった60kmだったがとても疲れた。
アユタヤは遺跡の町。世界遺産にも登録されている。が,多くは侵略された時に破壊されていて,ちょっとがっかり。見所といわれる数箇所を廻った。ゾウが道を歩いてた。どうやら観光施設があるらしい。
この日はファン(扇風機)付のゲストハウスに泊まる。エアコンほど涼しくはないけど,意外と涼しい。
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| アユタヤ遺跡 |
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| ゾウも歩いています |
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ロッブリー
前日の車の多さ,暑さ,日影の無さにヒヨった我々は今日の目的地を約80km離れたロッブリーにした。最初は交通量が多かったが,県道クラスの道に入ってからはそれほど交通量は多くなかった。それにしてもやっぱり暑い。とてもじゃないけど1時間ぶっ続けで走ってることはできない。4〜50分くらいで休憩場所を探し始め,ガソリンスタンドや小さな商店にピットインする。
ロッブリーの遺跡にはなぜかサルが住み着いているところがある。他の遺跡では全く姿を見せないのに,ある遺跡の付近だけで姿を見せる。食べ物を見ると狙ってくるらしいが,日光のサルほど凶暴ではない。この日はこの旅唯一となるエアコン付の部屋に泊まってしまった。テレビもあって快適。話の展開が良く分からないドラマを見つつ時間を過ごす。夜ご飯はレストランに入った。同じゲストハウスに泊まった欧米系老夫婦と出会った。現地人でないと分かるとすぐに英語のメニューが出てくる。
インターネットカフェに行ってみるものの,日本語が読めず撃沈。周りは数人のグループでネット対戦ゲームをやってる若者が多い。
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| ロッブリーの遺跡 |
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| 遺跡内にあるゾウの形をした苗木。ちゃんと剪定して欲しい |
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| 町を行くサムロー |
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鉄道で移動
ロッブリーからピッサヌロークまでは鉄道で移動。前日に手に入れた2等車の切符を見せて駅に入るが,どの列車に乗ればよく分からない。仕方なく駅にいた軍人さんに切符を見せると,親切に教えてくれた。列車の中ではジュースや弁当,果物などの売り子が頻繁に廻っている。ピッサヌロークまでは4時間の旅だったので途中で弁当を買ってみた。車掌さんも親切で降りる駅が近づくと我々に「あと少しで到着する」とわざわざ言いに来てくれた。
列車を降りて輪行解除していると,自分の自転車にトラブル発生。リアディレイラーが壊れてる。直そうと自分でいじっていたら,中のピンを折ってしまったらしく修復不能に・・・。変速ができなくなったのでギヤ比を固定して走ることになった。この日の宿は2軒並んだゲストハウスのうち,きれいで客引きがいかがわしくないほうを選ぶ。誰もがこっちを選ぶだろう。チェックインの時にサインをわざと漢字で書いて受付の人をからかってみた。
ピッサヌロークの屋台には「空飛ぶ野菜炒め」なるものを出す店があるらしく(昔,なるほど・ザ・ワールドで放送された)それを探し回った。しかし,屋台街が工事によってなくなってしまったらしく,残念ながら見つからなかった。仕方なく駅の近くの屋台で食事をする。ここの屋台は安かった。自分は2品,釜我は3品食べていた。ampmを発見したので入ってみたが,店員は恐ろしくやる気が無い。デリバリーサービスはこの国でも存在するみたいだ。
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| 車窓から |
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| タイで一番きれいな仏像 |
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スコータイ
ディレイラーが壊れたため,今日のルートが平坦であることを祈りつつ出発。スコータイ市街までは56km。祈りが通じたのか,全くの平坦。途中で車が脇の田んぼに落っこちていた。今日は8時頃出発したため,11時ごろにはスコータイ市街へ。前日の予定では,連泊して翌日遺跡を見に行こうと思っていた。なぜなら,昼間に見に行っても暑さに負けて大して見られないと思っていたからだ。が,あまりに順調に進んだため,時間をもてあますのも勿体ないと考えて,暑さに慣れたということにして遺跡を見に行くことにした。遺跡までは片道12km。けっこう遠かった。そして遺跡についたのは12時近くでやっぱり暑かった。
スコータイの遺跡はアユタヤに比べて保存状態が良く,さすがに見ごたえがあった。ヨーロッパ系の人も多く,さすが世界遺産だった。
この日はきれいなゲストハウスに泊まる。夕食をとるために町をぶらぶらしていると,なにやら大音量で音楽が聞こえる。何かと思ったら,みんなでエアロビクスをやってた。公園のような所で,インストラクターが前でダンスをし,それに合わせるように50人近くの人たちがいっせいに踊っている。ピッサヌロークでも同じ光景を見た。流行ってるのか?スコータイの町は工事をやっていて埃っぽい。ちょっと埃にまみれながら屋台で今日も自分は2品,釜我は3品食べる。
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| スコータイ遺跡 |
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| 窮屈そうに挟まれた仏像 |
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| エアロビブーム |
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バンコクへ移動
スコータイからバンコクへはバスで6時間程度。2等バスで行くつもりだったが,荷室が小さく自転車2台は乗せられないと言われ,仕方なく1等バスにした。すると,車掌が来て「自転車の輸送費は1台200バーツだ」と言い放った。それはおかしい。2等の運賃が199バーツで,1等の運賃が256バーツなのに自転車が1台200バーツはありえない。英語もできない車掌に向かって英語と日本語で文句を言う。返事はタイ語だったがそんなの無視。バスターミナルの他の係員を連れてきて事情を話すと1台100バーツらしい。これ以上ごねても仕方ない気がして,この額で妥協した。本当はもっと安いのかも。
バンコクのバスターミナルから目指す安宿街,カオサンまでは約15km。これを自転車で走ろうとしたのだが・・・バンコクの道はすごく車やバイクが多い。世界一渋滞が激しい町と言われる由縁が納得できた。初めての町を信号無視し放題のバイクや渋滞に巻き込まれ,都会が好きじゃない自分は疲労困憊でカオサンに到着。カオサンは旅行客が多く,賑わっていた。外国人向けのレストランもたくさんあったが,そこはやはりサイクリング部。当然屋台で食事を済ませる。
バンコク観光
釜我が地球の歩き方にも載っている「はとのえさ押し付けおばさん」に絡まれながらも,王宮とワット・ポーに行く。この辺りには「今日は王宮は閉まってる」といってどこかの店に連れて行こうとするタクシーの運転手がたくさんいた。目の前で他の観光客がどんどん入っていくのに閉まっているはずがない。王宮はさすがにこれまでの遺跡と違い華やかで,じっくり見た。衛兵は観光客に囲まれながらも微動だにしない。すばらしい精神力だ。ワット・ポーは寝釈迦があり,タイ式マッサージの総本山だが,今回はマッサージはパス。タイ人はあまりタイ式マッサージはしないとタイからの留学生が言っていたが,その通りマッサージをしていたのは観光客ばかりだった。
ワット・ポーから,日本で言えば渋谷のような存在のシヤームスクエアまではタクシーで移動。最初に乗ったタクシーはメーターが故障したなど露骨にぼったくろうとしていたので,怒って50メートルくらいで降りた。次のタクシーは普通だった。このシヤームスクエアではマックに入ってみたのだが,どうやらタイでマクドナルドは少々お高い料理のようだ。ここで釜我はティンバーランドのショップを求めて歩き回るが見つからなかった。ついでにワールドトレードセンターにも行くが,こちらも大きいショッピングモール。この建物の前の露店でTシャツを買う。飲み会なんかで披露することでしょう。
この日はタイで最後の夜だったので,釜我の希望でタイスキのお店を探す。ところがカオサンではタイスキのお店が見つけられず,結局いつものように屋台で食事をした。その後ゲストハウスでシンハービールで旅の苦労を労う。
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| タイ王宮 |
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| なんでも金ぴか |
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| アンコールワット遺跡の模型 |
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| 王宮警護兵にからむ不届き者 |
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| どアップで分かりにくいが寝釈迦 |
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| ワット・ポー |
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| タイダンスを実演中 |
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| マックでもご飯が出ます |
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| カオサン通り |
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| タイのビールたち |
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帰りの空港で
世界一渋滞が激しい町のはずだったが,土曜日の朝だったために空港までのバスは渋滞とは無縁だった。出発までだいぶ早く空港に着いてしまったので,いろいろしながら時間を潰す。バーガーキングで人間観察をしながら,その相手に日本語が通じないことをいいことにいろいろ話していた。バーガーキングもマック同様やっぱり高い。
帰りの便もシンガポール経由だったのだが,今回は乗り換え時間が1時間半弱と少々忙しい。シンガポール空港は大きいので通路を走って移動した。シンガポール−成田の便は23時15分発だったが軽食やらドリンクやらいろいろ出てきて,寝させてくれなかった。さらに6時30分到着なので4時半頃に朝食が出てきた。おかげで寝不足。
帰ったその日に先生と就職のことで面談。すぐに現実へと戻ることができたとさ。
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| ドン・ムアン空港。シンガポール航空機をバックに |
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| バーガーキング。キングサイズのドリンクはなぜこんなに大きい? |
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おまけ
タイで自転車
タイで自転車に乗る人はほとんどいない。街中で少々見るが,ツーリングは一人も見なかった。走った経験では11時〜16時くらいはまともに自転車に乗る時間帯ではない。暑いし,日陰がほとんど無く1時間も走っていられない。休憩はガソリンスタンドか,小さな商店が主。ガソリンスタンドには飲み物や軽食が売っていて便利。市街ではバイクが縦横無尽に走り,車もマナーは良くないので慎重に。バンコク市内を自転車で移動する気にはなれなかった。今回は全部で300kmも走っていないでしょう。何のために自転車を持っていったかは聞いてはならない。
宿事情
多くの都市にゲストハウスという安宿はある。いくつか部屋にランクがあり,値段はファン(扇風機)orエアコン,シャワー・トイレが共同かによって変わってくる。値段交渉や部屋の様子を説明するくらいは英語でどうにかなる。自転車は部屋の中に入れたほうがいいでしょう。
タイの物価
日本に比べて非常に安い。コーラなどが330mlの缶で13B。ミネラルウォーターが1.5lで12〜14B。10B=100円くらいの感覚で行くと日本と同じ。物価が安いからと豪遊したり必要以上にお金を払う趣味は自分は持ち合わせていません。屋台は1品15〜30B。2品くらいは食べられる。トムヤンクンは屋台では見つけられなかったが,レストランにはある。ビールは30Bだからタイではちょっと高級なのかな。マックの一番安いセットは39B,空港のバーガーキングで食べたセットは100Bを超えていたから,ファーストフードはタイでは比較的高い。
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