情報化住宅(家庭内LAN)について

 

地方自治体の電子化もどんどん進み、例えば住民票は市役所まで出かけなくとも自宅で発行できるようになるのも、そんなに遠くはないでしょう。民間でも飛行機の空席確認や予約・ホテルの予約などは既に自宅からできるようになっているし、銀行口座や郵便貯金口座の振込み・振替操作も自宅からできます。テレビなどの家電製品と、コンピュータやインターネットが融合するのも間近のようです。従ってコンピュータは特殊な機器ではなく、電話のように誰もが普通に使用する、家庭内に必須のアイテムとなるでしょう。そして家庭に1台ではなく、それこそパーソナルに、1人1台とは言わないまでも、複数台のパソコンが家庭内に入る事になるでしょう。

そのような時、情報化に対応していない住宅ではコンピュータ配線が無残にも部屋の中を壁伝いに縦横に走る事になりかねません。これから新規にマイホームを検討される方は、情報化住宅(家庭内LAN)の準備をしておく事をお薦めします。

 

例えば我家ではCATVにより本来のテレビだけでなく(CATV化すると屋根の上にみっともないアンテナが立たないので見た目にもスマート。電波ではないのでゴーストもなく高画質)、コンピュータ通信と電話にも対応しています。複数のコンピュータをインターネットに接続しようとするとルータやハブ等の機器と配線が必要になります(プロバイダにより異なるので注意。これはJ−COMの例)。10Bsae−Tケーブル部分の配線が容易に行えるよう、壁の中にCD管を施工しておくことをお薦めします。CD管さえ通っていれば、壁の中をケーブルが通ることになり、見栄えが悪くなりません。何本分岐させて、どの部屋にケーブルの終端を出すかは将来どの部屋でパソコンを使うかによります。パソコンだけでなく、近い将来はテレビなど家電製品とインターネットが融合すると思われるので、全ての部屋に終端を出しておくのも一手。最初から配線しなくても、CD管を壁内配管さえしておけば、後からケーブルを通す事もOKです。一般家庭用CD管には内径16oのものと22oのものがあるようです。中に通すケーブルの太さと本数、あるいは配管経路のRの状態によって選択します。このへんはハウスメーカーのプロと相談するのが一番でしょう。

 

 

 

 

なお、LAN配線には 「スター型(図左)」と「バス型(図右)」があり、それぞれに特徴があります。我家ではCATVのケーブルモデムから、ルータで分けるタイプですから、「スター型」となります。

 

屋外からの配線を屋内各室に振り分ける部分が、電気系統で言うところの分電盤、言わば「情報分電盤」です。我家の情報分電盤は目立たないように、しかも配線やメンテナンスがしやすいように小屋裏に設置しました(写真左)。オレンジ色に見えるのが内径16oCD管、赤や青の線がLANケーブル(10Base−Tカテゴリ5)です。床上に置いてあるベージュ色の機器がケーブルモデムとルータです。我家ではインターネットに接続する可能性のある4部屋に配管・配線しました。(白や黒の線はCATVテレビ系の同軸ケーブル、写真右端に見えるのは小屋裏にも設置した空調の吹き出し口とダクト)

 

 

 

 

 

そして各部屋の終端は写真のようになります。右側がご存知テレビの同軸配線(CATVでもアンテナでも同様)と電気のコンセント。左が「情報コンセント」。ここにパソコンをつなぐ事により、インターネットに接続したり、電子メールが可能になるばかりでなく、1台のプリンタを共有する事も可能になります。

また、極めて近い将来、テレビなどの家庭電化製品とインターネットが融合した場合でも対応可能となります。

 

最近は無線LAN機器も出回っており、このようなCD管配管をしておかなくとも見栄えよくLAN接続する事は可能ですが、以下のデメリットがあります。

(1)     無線LAN機器は高価

(2)     将来グレードアップする際も、有線なら安価な機器購入とケーブル交換で済むが、無線LANの場合は、また高価な無線機器を購入する必要がある。

 

 

そんなわけで、有線か無線かは別として、これからマイホームを検討している方には情報化の準備は是非お薦めです。

 

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