| 映画『無法松の一生』と完全復元パフォーマンス杉並公演 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 実行委員会代表 白井佳夫からのメッセージ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 映画「無法松の一生」は、第二次世界大戦中に日本の敗北の色が濃くなってきた頃、製作された作品である。そして、国家が一億の日本の国民に、戦争のため天皇のために死ねという「献身」を強制していた時代に、この映画はそれに対する実に人間的な静かな批判と主張を、内蔵させていたのである。 本当の「献身」とは、そんなものではないはずだ。酒飲みで喧嘩が大好きの、無法者の松五郎が、誰に命じられたわけでもなく自らの意志で、力弱く清楚な愛する者のために終生「献身」した。それこそが真実の人間愛というものではないのか、ということをこの映画は実に日本的な形で、主張したのである。 そのためこの映画は、軍国主義政府の検閲官によって、約10分間の名シーンを、カットされた。それだけではない。日本が戦争に敗北した後、日本を占領したアメリカ軍の検閲官によって、同じ作品が今度は約8分間のカットを受けることになってしまうのである。 今回の公演は、映画の上映後に、その二重の検閲カットによって失われてしまった名シーンを、残っているシナリオの朗読によって、ステージで再現してしまおう、という試みが中心になっている。 加えて、当時のニュース映画の一場面や出演者の証言のビデオ映像などのスクリーン投射によって、時代の証言をおこなう。さらにこの映画を見てから死んでいった学徒兵の遺言のような文章や、この映画のシナリオ作者の「日本人の戦争責任」について記した文章を、朗読する。 それらを映画評論家白井佳夫の講演でつないでいくことによって、映画の上映をふくめて約3時間の公演が、ステージ上でおこなわれるのである。それによって戦争、検閲、学徒出陣、広島への原爆投下、敗戦、アメリカ軍の日本占領、日本人の戦争責任の問題などが、きわめて具体的にステージ上に甦ってくるのである。 戦争を知っている人間が少なくなった今、日本はまた「戦争の時代」を準備するような動きが、急速に進んでいる気がする。それを止めるために必要なのは、戦争の時代というものが、いかに悲惨であったかということを、具体的に万人に証明してみせることだろう、という気がする。それを、万人を納得させられる人間的主張によっておこなおう、というのがこの公演である。 第一次の公演はプロとセミ・プロのスタッフとキャストによって昨年9月15日(日)に、杉並区勤労福祉会館ホールで、立ち見の出る盛況のうちに、おこなわれた。今度の12月13日(土)のセシオン杉並での公演は、杉並を中心とする一般市民たち約30人をオーディションで選び、リハーサルを重ねておこなう、市民参加のスタッフ、キャストによる第二次公演である。この公演は、アマチュアの市民がステージで朗読をおこなうことで、最も強い力を発揮するのである。その成果を、期待していただきたい、と思う。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| メッセージ紹介 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 発起人の皆さんからメッセージをいただきました。 紹介して感謝申し上げます。(順不同 敬称略) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・スタッフ募集 |
||
| 主催/映画『無法松の一生』とパフォーマンス杉並実行委員会 共催/杉並区教育委員会 問い合わせ/東京都杉並区阿佐谷北2−38−8 白井方 電話/090−3811−3768 |