
(1)富士火山群に属する古い火山で、主として輝石安山岩系の溶岩と集塊岩からなる。
阿弥陀岳(2807m)を中央火口丘とする二重式火山であるとする説もあるが、外輪山や 火口原は浸食や崩壊が著しく明らかでない。
(2)独立した火山郡で、フォッサマグナに沿って多くの小火山が直線状に集まってできた複合火山である。 赤岳付近を核とする八ケ岳火山が最初に噴火し、北八ケ岳や蓼科山がそれに次ぎ、最後の硫黄岳が爆発して 今日に見る八ケ岳の原型ができあがったと言われる。時期はおよそ300万年〜1000万年。
南から編笠山(2524m)、権現岳(2786m)、西岳(2364m)、赤岳(2899m)、阿弥陀岳、横岳(2830m)、硫黄岳(2742m)、天狗岳の八峰を 一般的に八ケ岳と呼んでいる。
八ケ岳を南北に分けるようになったのは最近の事で、八ケ岳の北に続く樹林の高地を北八ケ岳と呼んだことに始まり、 それに対する呼称として南八ケ岳、八ケ岳本峰の呼び名がうまれた。 南八ケ岳は険阻な岩稜を連ね、北八ケ岳は針葉樹原生林に池、沼、草原、岩峰が点在する。 境については、夏沢峠とする見方が一般的。