木材(Moku-koubou Soutarou)
(当工房で使用している木材についての説明)

最終更新日:2011-05-15

アカシア】 【アサダ】 【アピトン】 【アユース】 【イエローポプラ】 【エノキ】 【オーク】 【カエデ】 【カキ】 【カシ】 【カバ】 【カランタス】 【キハダ】 【クス】 【クリ】 【クルミ】 【ケヤキ】 【ケンポナシ】 【サクラ】 【シタン】 【シナ合板】 【ジョンコン】 【セン】 【センダン】 【タウン】 【タブノキ】 【タモ】 【ナラ】 【ニセアカシア】 【ニヤトー】 【ニレ】 【バーケラ】 【バーチ】 【ビーチ】 【ヒノキ】【ファルカータ】 【ブナ】 【ブビンガ】 【ブラックウォルナット】 【ブラックチェリー】 【ベイスギ】 【ベイヒバベイマツ】 【ペンシル】 【メイプル】 【メランチ】 【ラミン


アカシア(Acacia)

 ネムノキ科の広葉樹。
(マメ科にいれらえることも多い様である。)
(環孔材。)

 全世界で、500種以上あるアカシア属の総称。

 割合重厚な材で、今後、用途が増えていくことが期待されているが、まだ、あまり流通していない(?)木材。


【別名:アカシアマンギュウム(Acacia mangium)?】

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アサダ

 カバノキ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 重硬で木目細やかな木材。

 同科の
マカバに似ている材であるが、知名度は、アサダの方が、幾分、低いようである。
(一般に、サクラという呼び名で流通しており、
マカバと混同されている?)

【別名:アサダザクラ、アガサ、ソネ、アサナラ、ハネカワ、ミノカブリ、japanese hop−hornbeam】

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アピトン(Apitong)

 フタバガキ科の広葉樹。
(散孔材。)

 材面の仕上りが美しくないため、表面材として使われることは少ないが、非常に重硬な材で、建材やトラックの車体、枕木などの用途で、縁の下の力持ちとして活躍して来た木材。

 重硬さやシリカ・脂(やに)を含むことにより、加工には苦労する(と言われている)。


【別名:クルイン(keruing)】

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アユース(Ayous)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@A

 アオギリ科の熱帯広葉樹。

 直径の大きな幹を持つ木で、全体的にクリーム色の清潔感のある軽い木材が取れます。

 青変菌の害を受けやすいため、当工房では、人畜無害の防虫青止め材処理を行った木材を購入しています。

 軽く清潔感のある木材であるため、引出しの材料(垣板、向板)に使用することにより、吸湿も期待でき、桐などの代替材として使用されます。

【別名:オベチェ(Obeche)】

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イエローポプラ(Yellow Poplar)

 モクレン科の落葉広葉樹。

 ポプラという名がついているが、ポプラ(ヤナギ科)とは、無縁である。
(日本の朴(ホオノキ)に近い。)

 材は、広葉樹の中では、軽軟で、加工性が良い。
 辺材は、白い材であるが、芯材は、濃い緑色である。

 花が、チューリップに似ていることより、複数のチューリップ○○という別名を持つ。


【別名:チューリップツリー、チューリップウッド、チューリップポプラ、ハンテンボク、ユリノキ、キャナリーホワイトウッド】

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榎(エノキ)

 ニレ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 材質は、やや硬いが、強度がそれほど強くない木材。

 同科のケヤキに似た木目であることから、代用品として使われる。

 エノキの名前は、農機具の柄に使用したため(柄の木)という説もある様である。

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オーク(Oak)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@CDE

 ブナ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 高級家具材の代名詞の様な木材で、硬くて強度を有する木材です。

 木材の色合いで、赤見の強い種類のものと白っぽい種類のものがあり、前者をレッドオーグ、後者をホワイトオークと呼ぶ。
(ホワイトオークは、ウイスキーの樽に使われる材として、有名です。)

 国産の
楢材に近い木材で、このホワイトオークを使い、楢と言っている家具も多いようです。

 使用上の注意点としては、人工乾燥の仕方が適切でないと、斑(フ)に沿って割れ(内部割れ)が起きている木材があり、表面的には全く判らない内部割れが加工時に出てきてしまい、その部材を作り直さなくてはいけいということがあります。


【別名など:ホワイトオーク、レッドオーク、スカーレットオーク、ブラックオーク、ピンオーク、ウイローオーク、シュマードオーク】

【同種国産材:

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楓(カエデ)

 カエデ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 イタヤカエデを始めとするいくつかの樹種が、楓類(木材)として扱われている。

 輸入材の
メイプルと同類と言え、同様にピスフレックスと呼ばれる傷害組織が含まれることが多い。

 材としては、木目細やかなで、粘りのある美しい材である。
(美しい杢が出る場合も多い。)


【別名など:板屋楓、イタヤ、アカイタヤ、ベニイタヤ、エンコウカエデ、紅葉(モミジ)】

【同種輸入材:
メイプル

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樫(カシ

 ブナ科の常葉広葉樹。
(放射孔材。)

 国産材の中では、最も重硬材として、一般的にいろいろな場面で遭遇することの多い材と言え様。
(大工道具、スコップや鍬(クワ)などの柄などなど。)

 ブナ科特有の斑(フ)があり、この模様は、カシ目と呼ばれる。

 白樫(シラガシ)は、材の色が白っぽく、赤樫(アカガシ)は、赤身の強い材である。

 鉋の台と言えば、ほぼ100%樫であるが、地方により、赤樫を好むところと、白樫を好むところがある様である。 

 樫類の中で、姥目樫(ウバメガシ)は、備長炭などの材料として、有名である。


【別名など:オオガシ、オオバガシ、マルバガシ、ホンガジ、クマガジ、イマメガシ、ウマメガシ】

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柿(カキ

 カキノキ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 重硬でゴルフのドライバーのヘッドにも使われる木材。

 木材に、黒色の縞模様などが出るばあいがあり、これは、黒柿と呼ばれ、非常に貴重で高価な木材として流通している。

 子供の頃、柿木だけは、登るな!と言われたのは、枝が折れやすいからであるが、木材としての柿もやはり、割れやすい傾向にあるようである
 常盤柿(トキワガキ)のみは、常緑樹である。


【別名など:マメガキ、シナノガキ、トキワガキ】

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樺(カバ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@ABCDEG

 カバノキ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 真樺(マカンバ・マカバ)や、ミズメは、赤みを帯びた色合いで、美しく、カバザクラ(ミズメザクラ)またはサクラと呼ぶことが多く、本物(?)の
桜(バラ科の山桜等)とは異なります。
(一般的に、サクラと呼ばれている木材のほとんどは、このカバ類です。)
(四方山話しNo.036
【紛らわしい木材の名称について】を参照方。)

 赤みの濃い真樺は、希少になってきており、近年、入手が難しくなっています。

 赤みが無い(少ない)樺は、雑樺(ザツカバ)で、数種の樺類を取りまとめてこう取り扱っている。
 塗装前は、清潔感のある白色をしているが、オイルフィニシュによる塗装では、オイルの浸透が良く、深みのある薄い茶褐色になる。

 雑樺として取引されている材の中にも、赤みの濃い、真樺と変わりない材も・・・稀にあるようです。

 白樺(シラカバ)もこの種ではありますが、白樺の名の中にある”白”は、あくまでも、木の皮(樹皮)の色が白いことから、名づけられたものである。


【別名など:マカバ、マカンバ、ウダイカンバ、サイハダカンバ、サクラ、カバザクラ、ミズメ、ミズメザクラ、ヨグソミネバリ、アズサ】

【同種輸入材:
バーチ

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カランタス(kalanyas)

 センダン科の広葉樹。
(環孔材、または、半環孔材。)

 濃い赤味の色合いでありながら、軽軟な材。

 仕上げ鉋で、光沢が出、美しい材ではあるが、強度的に弱く、表面に、キズが入りやすいため、個人的には、あまり好まない材である。

 同じセンダン科の
センダンとは、色合いも性質も、全く異なる。


【別名など:スリアン (Surian)、レッドシダー
(Red cedar)

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黄蘖(キハダ)

 ミカン科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 木材としてよりも、下痢止めの漢方薬として有名な樹木。

 やや重厚な材で、幾分、肌目が粗い材である。

 名前の”黄”という漢字は、黄色の染料がこの木より採れるため(?)。


【別名など:黄膚、ヒロハノキハダ、シコロ、ミョウセン、Amur cork-tree

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樟(クス、クスノキ)

 クスノキ科の常葉広葉樹。
(散孔材。)

 その昔多く使われていた防虫剤である樟脳(ショウノウ)がとれることで有名な大木となる木。
 古くからある小学校などには、必ず植わっていた大木と言えるのではないでしょうか。

 材としては、軽弱な材といえ、同じクスノキ科の材である
楠(タブノキ)とは、全く異なるといえる。
 また、材の切断などを行なうと樟脳の強い香りがし、それは、長い間続く。

 用材としては、乾燥時に大きな狂いが出る点においての注意が必要と言え様。


 一般的に、クスノキ(樟)のクスに”楠”という字を使いますが、この漢字は、
タブノキのものであると言われています。

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栗(クリ)

 ブナ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 古くから、その腐れにくさ(耐水)により、建築(特に土台)な使われてきた木材であるが、一般の方には、実の方が有名であろう。

 材としては、重硬で、強い。

 他のブナ科の材の様な、斑(フ)は、無い(?)。


【別名:シバグリ、ヤマグリ】

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胡桃(クルミ)

 クルミ科の落葉広葉樹。
(環孔材、但し、不明瞭。)

 材としては、中程度の重硬さであるが、割れや狂いが少なく、靭性がある木材。

 木材で、クルミと言えば、鬼胡桃のことと思って良い。
(食用にする、クルミの実は、手打胡桃(テウチグルミ、樫胡桃、中国原産)の実である。)

【別名:鬼胡桃(オニグルミ、オトコクルミ、オクルミ)】

【同類輸入材:
ウォルナット

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欅(ケヤキ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:ACEHIJK

 ニレ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 日本を代表する銘木とも言われ、有名な高級材です。
 木目(年輪)がはっきりとしており、奇麗なモク(杢)が出るものも多い。
 和風の家具に使われることが多い。


【別名:槻(ツキ)】

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玄圃梨(ケンポナシ)

 クロウメモドキ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 梨(ナシ)と付いているが、梨(バラ科)とは、異なる木。

 肌目は、粗いが、心材の色合い(赤)は、美しく、木理も美しい材である。
 但し、木材として、流通することは少なく、入手は困難。


【別名:手棒梨(テンポナシ)】

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桜(サクラ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@A

 


 バラ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 山桜(ヤバザクラ)、シウリザクラ(シュリザクラ、失利桜、失里桜)、上溝桜(ウワズミザクラ)などの桜類の総称。
(但し、一般的に、サクラと呼ばれている木材のほとんどは、
カバ類です。)
(四方山話しNo.036
【紛らわしい木材の名称について】を参照方。)

 
マカバ材と似た感じはあるものに、幾分、色合いが異なり、濃い緑色の縞や、ピスフレックスの斑点を含むことが多い。

 木材としての流通量は、多くなく、家具に使われるのも多いとは言えない。

 山桜の樹皮を使った細工物を、樺細工と呼ばれている。


【別名など:山桜(ヤバザクラ)、シウリザクラ(シュリザクラ、失利桜、失里桜)、ミヤマイヌザクラ、シオリザクラ、シオレザクラ、上溝桜(ウワズミザクラ)】

【同種輸入材:
チェリー

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紫檀(シタン)

 マメ科の常葉広葉樹。

 黒檀とともに、重くて硬く、仕上りが美しいので有名な木材です。
(乾燥材でも、水に沈むものも多い)

 紫檀・黒檀といえば、唐木細工や、仏壇、高級家具、ナイフなどの柄などで、目にしたことがあるのではないでしょうか。
 いまでは、基本的に、輸入は禁止されている木材(本紫檀等)で、入手が難しくなっています。

 紫檀類の分類は難しく、他の木材(ローズウッド、カリンなど)を紫檀と呼ぶ場合もある様です。
 バラ科の紅紫檀をこの紫檀類に入れていいものかどうか、正直言って私には分かりません。

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シナ合板−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@A

 シナノキ科のシナノキを薄くスライスし、表面(両面)に貼った合板。

 シナノキの淡黄白色は、他の合板には無い、清潔感があり、当工房では、引出しの底板などに使う場合があります。
 当工房では、JAS規格品、ホルムアルデヒト放散量を抑えたF☆☆☆☆対応品を使用いたします。
(ホームセンターなどでも販売している場合がありますが、規格外品の粗悪品が売られている場合もありますので、ご注意下さい。)

 皆様におかれましては、小学校時代に、版画を彫った記憶があると思います。
 白い表面を彫ると、茶色の心材が出てくる・・・その板(合板)が、シナ合板です。


【シナノキの別名など:科の木、級の木、マダノキ、モウダ】

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ジョンコン

 ノボタン科の広葉樹。
(散孔材。)

 一般の方の目に触れる事は少ないと思いますが、フラッシュ構造の家具類の心材として、多く使われている南洋材。

 重硬ではないが、素直で加工がし易く、虫の害を受け難い良い材と言えるが、木材組織に放射状の孔があり、それが、虫食い孔のように見えるため、表面材として使われることは少ない。
(虫食い孔では無い。濃い色合いに着色すると、目立たなくなるため、見た目を補える。)

 加工時の注意点としては、樹皮などの繊維が、皮膚に突き刺さり、場合によっては、皮膚炎を起こす場合があるということである。

 当工房でも、家具類の表面材として使用する事は無いが、工房で使用している作業台、削り台、その他治具類の多く、また、工房の雨戸は、この材により製作したものである。

 この材も、(恐らく無計画な森林伐採や乱用のため)良材の割合が減ってきている様に、感ずる。
 自然の恵みの木材を、大切に、そして、長く使うことにより、無駄な伐採をしなくて済むように・・・全ての人々が常に考えていかなくては、悲しいかな、だんだん手に入らなくなる木材は減らない(増える)と思う。


【別名など:Jongkong、Mentibu】

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栓(セン)

 ウコギ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 成長が良く、重く固いものをオニセン、成長が悪く、軽くて柔らかいものをヌカセンと呼ばれ、取り扱われている。

 色合いは全く異なるが、環状に道管(どうかん)が配列(環孔材)し、似ているため、着色などで、
欅(けやき)に見せかけて使われる場合もある様である。


【別名:センノキ、針桐(ハリギリ)、Sen】

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栴檀(センダン)

 センダン科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 やや軽軟なざいであるが、
センと同様に、環状に道管(どうかん)が配列(環孔材)し、似ているため、着色などで、欅(けやき)に見せかけて使われる場合もある様である。

 ちなみに、『栴檀は双葉より芳し(香し)』というが、この栴檀は、ビャクダン(白檀)のことで、センダンにこの様な香りは無く、全く異なる木である。

【別名:アウチ、オオチ、楝(オウチ)、アラノキ、Bead tree,China tree】

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タウン(Taun)

 ムクロジ科の広葉樹。

 資源が少なくなった
ブナの代替材として輸入された材の一種と言われているが、見た目は、全く異なる。
(着色される場合に使われてきているようである。)

 割合重硬といえる材であるが、色合い・表情は、好みにより、分かれる。


【別名:マトア(Matoa)】

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楠(タブノキ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@AB

 クスノキ科の常葉広葉樹。
(散孔材。)

 一般にはあまり有名な材ではないかもしれませんが、大木になる、木理が交錯し奇麗な木材です。
 個人的に、好きな木です。
 チェーンソーで伐採時に、火花が飛ぶほどの硬さを持つ木であると聞いたこともあります。

 材としては、色合いにより、アカダブとシロダブに分けられ、取り扱われ、赤見の濃いアカタブの方が良質と言われています。

 クスノキ科であり、クスノキに似ているところもありますが、クスノキの様な匂い(樟脳の匂い)は、ありません。


 一般的に、
クスノキ(樟)のクスに”楠”という字を使いますが、この漢字は、タブノキのものであると言われています。
 また、漢字辞書などでは、”椨”という字が、タブノキを意味するとなっています。

【別名など:椨の木(タブノキ)、イヌグス、タマグス、アオキ、タマノキ】

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タモ

 モクセイ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 家具用材(合板含む)として、根強い人気のある木材。

 細かくは、アオダモ、ヤチダモ、シオジなどの種類がある。

 アオダモは、プロ野球で使われるバットの材として、有名であるが、これ以外の運動用具に多く使われている。

  ”木”偏に”佛”という漢字を”タモ”にあてる場合がある様ですが、これは、俗字であるということです。



【別名など:田面(タモ)、谷地だも(ヤチダモ)、Damo、アオダモ、シオジ、コバノトネリコ、ヤマトアオダモ、マルバアオダモ、トネリコ】

【同類輸入材:ホワイトアッシュ】

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楢(ナラ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:ABCDEFGHIJKLMNO

 ブナ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 楢(ナラ)と呼ばれることが多いが、正式には水楢(ミズナラ)。
 洋風家具に好んで使用される高級木材で、外国にも多く輸出している。
 輸入材の
オークが近い材であるが、オークより硬くて強度を有し、高価である。

 オーク同様に、斑(フ)が虎の模様のように出るため、虎斑(トラフ)と呼ばれ、これが魅力のひとつとなっている。


【別名:水楢(ミズナラ)、オオナラ、イシナラ、ハハソ】

【同種輸入材:
オーク

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ニセアカシア(Locust tree)

 マメ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 重厚で粘りのある木材。
 加工がしにくく、大きな材が取れないため、あまり、家具には使われていないが、耐朽性と強さより、造船用材、スキー板、枕木などに使われてきた。

 明治の頃輸入されはじめ、当初、アカシアと呼んでいたが、本物の
アカシア(ネムノキ科)と区別するため、ニセアカシヤと呼び始めた様であるが、今でも、多くの場合に、混同されている様である。
(例:札幌のアカシア並木は、このニセアカシアの並木。)

【別名:針槐(ハリエンジュ)】

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ニヤトー(Nyatoh)

 
ペンシルを参照。

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楡(ニレ)

 ニレ科の落葉広葉樹。
(環孔材。)

 ニレ科の木材は、つき板(単板、突板)として、多く使われる。

 同科の
ケヤキと同様に、環孔材で、似た感じではあるが、色合いは、異なる。

 アカダモという別名を持つが、
タモ類とは、関係無い。
(四方山話しNo.036
【紛らわしい木材の名称について】を参照方。)


【別名:春楡(ハルニレ)、アカダモ,Japanese elm】

【同種輸入材:エルム】

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バーケラ(Burckella)

 アカテツ科の広葉樹。

 赤見のある色合いの材で、
ペンシルに似た感じの材であるが、ペンシルより、重硬な材。

 シリカを含む場合があるため、刃物での加工時には、注意が要る。


【別名:ランラン】

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バーチ(Birch)

 カバノキ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 材質的には、重硬で、国産のマカバやミズメと同等と言われる材。
 (樺類と同様に、重厚なだけでなく、粘りのある材である。)


【別名など:イエローバーチ、シルキーバーチ】

【同種輸入材:
樺(カバ)

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ビーチ(Beech)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@ABCDEF

 ブナ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 きめ細やかな肌で、粘りがあり、曲げ木に最適と言われる輸入木材です。
 ヨーロッパの方の椅子類に多く使われてきたもので、各地で産出されるが、ヨーロッパで産出されるものが、ヨーロピアン・ビーチと呼ばれ、良材と言われてる。

 ブナ科特有の斑(フ)を持つものの、
楢(ナラ)オークほど目立たず、同じナラ科では、あるが、表情は大きく違う。
 楢(ナラ)やオークはには、男性的な強さの様なものを感じるのに対し、ビーチには、女性的な柔らかさ、優しさの様なものを私は感じる。

 国産では、
ブナ(椈)がこれにあたる。


【同種国産材:
ブナ(椈)

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檜(ヒノキ)

 ヒノキ科の常緑針葉樹。

 杉(スギ)と並ぶ、日本の代表的な木材であり、国内での評価は高い木材です。
 建築で、総檜(ソウヒノキ)の家と言えば、高級な木造建築の代名詞と言えるでしょう。

 家具にも使われますが、私個人としては、檜は、鉋で仕上られた滑らかで美しい表面が魅力であり、それを損なわない無塗装で使える木製品に向いている様に思います。


 台湾で産出される檜は、タイヒ(タイワンヒノキ)と国産の檜と違う取り扱いをされています。
 国産に比べると幾分、黄色がかった色合いで、抗菌作用があるヒノキチオールを含みます。
 近年は、入手し難く、入手できても高価なようです。

【別名:桧(ヒノキ)、扁柏】

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ファルカータ(Falcataria)

 マメ科の広葉樹。

 桐の代替品として一般に広く出回っている東南アジア産の軽い木材です。
 南洋桐と呼ばれることもありますが、桐とは全く違うものです。
 家具の引出しに良く使われます。

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椈(ブナ)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@AC

 ブナ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 ”木”偏に”無”という漢字を使うことが多いと私は認識していたが、PCのフォントにその字が無いため、”椈”という字をここでは使います。
 ”山毛欅”というのもブナを表わすと言われています。


 きめ細やかな肌で、粘りがあり、曲げ木に最適と言われる国産木材で、外材の
ビーチと近い木材です。

 
ビーチに比較すると、全体的に赤みが強く、ブナ科特有の斑(フ)自体も、濃い赤である。


 ブナは、入手し難く、今回、ある老舗の材木店の倉庫の奥から出て来た物を入手できたが、その在庫を使い切ると、次何時入手できるかは疑問である。

 ブナに限らず、国産広葉樹の入手は、極めて困難になってきており、入手できる場合には、高価となるものが多い。
 日本においてある程度計画的に育てて来た木材が、杉(スギ)・
檜(ヒノキ)を代表とする針葉樹、つまりは、建築資材だけであるためであろう。
 また、国産の広葉樹、
楢(なら)や椈(ブナ)等は、外国で人気があり、高価で取り引きされるため、多くのものが輸出され、国内に残らないというのも要因と言えよう。


【別名:山毛欅、シロブナ】

【同種輸入材:
ビーチ

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ブビンガ(Bubinga)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@AB

 マメ科の広葉樹。

 濃い朱色をしており、重硬で、また、粘りもあるため、当工房では、割れ止めの千切やクサビ用の木材として使用しています。

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ブラックウォルナット(Black walnut)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@ABCDEFHIJK

 クルミ科の広葉樹
(環孔材。)

 その濃い色合いで、人気があり、高価な木材。
 濃い色合いだけが目に付くが、濃い色合いの中での木目も美しく、落ち着いた感じに仕上げたい家具には適すると思う。
 木材の単価が高い上に、歩留まりが悪い(実際に使える個所が少ない)のが難点。


【同種国産材:
胡桃(クルミ)

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ブラックチェリー(Black cherry)−−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@ABC

 バラ科の広葉樹
(散孔材。)

 主に北米大陸東部に育つ国産の桜類などに相当する木材。
 その赤身を帯びた色合いと美しい仕上りで、人気があり、高価。

 国産の
サクラ類と同様に、ピスフレックと呼ばれる斑点や脂壷(ヤニツボ)の様なものが点在し、やや緑色をおびた部分が出るのが欠点と言えば欠点ですが、これもサクラ類の特徴としてうまく使えば一興であると思う。

 
ブラックウォルナットと同様に、辺材(白太)は、心材(赤身)とは、全く異質であり、色合いも大きく違う(白)ため、表面には出来るだけ使いたくない。

 このブラックチェリーの粉は、ハムなどの薫製に使われる。
 また、煙草のパイプにも好んで使われる。

 ブラックチェリーの実は、日本のサクランボより大きく、食用として有名。 

 使用上の注意点としては、あまり強度が無く、また、木目方向に割れやすい。


【同種国産材:
山桜(ヤマザクラ)

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米杉(ベイスギ,レッドシーダー,ウエスタンレッドシーダー,Western redcedar)

 ヒノキ科の針葉樹

 割合、耐候性のある材で、ウッドデッキなどにも使われことも多いようです。
 (アメリカでは、瓦材として使われていました。)
 秋田杉の代替品として使われ、米杉という名ですが、スギ科ではなく、ヒノキ科の木材です。

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米ひば(ベイヒバ,イエローシーダー,アラスカシーダー,Alaska cedar)

 ヒノキ科の針葉樹

 同属ではないが、国産のヒバに色及び匂いがよく似た材であるため、この名が付いたと言われる木材である。
(属で言えば、ヒノキと同属。)

 独特の匂いが木材の加工時には気になるが・・・決め細やかな木質、色合いが綺麗で安定している、湿度に強いなどの多くの良い面を持つ木材である。

 建具や風呂桶など、国産のヒバが良く使われる製品全般に使われる。

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米松(ベイマツ)

 マツ科の針葉樹。

 木目のハッキリとした少し赤みをおびた木材です。
 マツ類(パイン類)というと、カントリー調の家具に使われるパイン材・・・イエローパイン、ホワイトパインなどを思い浮かべる方が多いかと思うが、ベイマツは、これとは異なります。

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ペンシル(Pencil cedar)

 アカテツ科の広葉樹。

 家具材として広く使われる南洋材です。
 但し、軽軟な材であるため、強度を必要な部材としては、適しません。

 別名は、
ニヤトー(産地により呼び名が違う様です)。
 赤みの多いこの木材は、時間の経過とともに、落ち着きのある濃い茶色へと変化していきます。


【別名:ニヤトー、ナトー、Nyatoh、Nato】

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メイプル(Maple) −−−−−−−−−−【この木材を使った作品を見る:@A

 カエデ科の落葉広葉樹。
(散孔材。)

 メイプル類は樹木の種類が多く、木材としては、その重硬さで、ハードメイプルとソフトメイプルの二種に呼び分けを行い取り扱われている。
(国産としては、
類が、同類と言え様。)

 木材以外でも、”メイプル”という名前を聞いたことがある方は、多いのではないだろうか?
 この種の木の樹液から、”メイプル・シロップ”や”メイプル・シュガー”が採れる。このため、和名では”砂糖楓(さとうかえで)”とも呼ばれている。

【同種国産材:
楓(カエデ)

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メランチ(Meranti) −−−−−−−−−−この木材を使った作品を見る

 フタバガキ科の広葉樹。

 典型的な南洋材。

 メランチ類は、植物学的には多くの種類の樹木を含み、商業的にはその色合いなどで、ホワイトメランチ、イエローメランチ、ライトレッドメランチ、レッドメランチ、ダークレッドメランチなどと分類されて取り引きされているが、あいまいな部分も多い。

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ラミン(Ramin) −−−−−−−−−−この木材を使った作品を見る

 ジンチョウゲ科の熱帯広葉樹。

 クリーミーホワイトの清潔感のある色合いが魅力の木材です。

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