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Gentoo Linux インストール記録

最近ThinkPad X30にGentoo Linuxをインストールしました。ひとまず実用になる段階まで来れたので、ここでいろいろ紹介してみようと思います。

基本システムのインストール

特にハマる点などはありませんでした。基本的には、<URL:http://www.gentoo.gr.jp>の「インストールガイド x86」に書いてある通りにすすめればOKです。bzip2ファイルの展開やカーネルの構築などで失敗することもあるかも知れませんが、普通のインストーラと違って、シェルを使って自分で作業するタイプなので、失敗したらもう一度やり直すという事が簡単にできます。(それどころか、インストールを途中でやめて、後で続きを実行するという事すら簡単にできてしまったりします。)

なお、bzip2の展開などで不規則にコケるようであれば、メモリの故障などを疑ってみましょう。私は実際そうでした。

インストールドキュメントでは、最後にXなどをインストールして終る事になっています。この手順がうまくいった人は、めでたしめでたしです。が、私の場合、emergeに「パッチがどうしてもダウンロードできない」と怒られてしまいました。解決方法がよくわからなかったので、バイナリパッケージ(GRPというやつですね)を使うのをあきらめて、素直にソースからコンパイルすることにしました。 パッケージのインストール

XFree86

というわけで、ソースからコンパイルすることにします。といっても、ルート権限で

# emerge xfree

を実行するだけの事です。あとはひたすら待ちましょう。

私の場合、何のトラブルもなくコンパイルは終了しました。次に設定を行います。

# xf86cfg

こっちはグラフィカルな設定ツールで、これはある程度対応したビデオチップでないとできないのですが、X30のビデオチップ(i830)は大丈夫でした。ちなみに、ドライバが読み込まれているかどうかは、

# lspci
...(略)...
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corp. 82830 CGC [Chipset Graphics Controller] (rev 04)
...(略)...

という一行の存在で分かります。

xf86cfgが起動したら、ビデオチップ、モニタ、キーボード、マウス等を設定します。ビデオチップは一覧にi830があるので、それを選択すれば大丈夫です。モニタはGeneric LCDあたりで大丈夫だったと思います(もしそれでだめなら、 High Frequency SVGAあたりを試してみると良いかも知れません)。

参考までに、私のXF86Configをこちらに載せておきます。なお、この設定では、CapsLockキーがCtrlキーになっています。これを解除するには、InputDeviceセクションの

Option      "XkbOptions" "ctrl:nocaps"

の行を削除、あるいはコメントアウトします。

ここまでできたら、startxを実行してXを起動してみます。

ちなみに、デフォルトでは色が変になってしまったので、XF86Configの Screenセクションを書き換えておきました。

DefaultDepth  24
Depth  24

これでフルカラー表示になりました。

FluxBox

# emerge fluxbox

基本的にこれでOKです。startxで起動するために、ホームディレクトリに.xinitrc というファイルを作成し、次のように記述します。

#!/bin/bash
exec fluxbox

EMacs

XEmacsとEmacs、どっちにするか迷いましたが、とりあえず両方入れてみました。

ところが、XEmacsは日本語化の方法がよく分からなかったので、とりあえず現在はEMacsの方を使っています。EMacsの日本語化については後述。

Mozilla

# emerge mozilla

これも、後述の方法で日本語化しさえすれば、普通に使えます。

ruby

# emerge ruby

これもそのままですね。

xchat

# emerge xchat

これもそのままです。気を付けなきゃならないのは、実行コマンドがxchatではなく、「xchat-2」であるという事。まぁ、Tab補完ができれば問題にはならないのですが…。

日本語化

フォントのインストール

# emerge aquafont

まぁこれは好みです。/usr/portage/media-fontsの中に、フォントのebuildファイルリストがあるので、良さげなのを入れてみましょう。

インストールが完了したら、XF86ConfigのFilesセクションに、

FontPath     "/usr/share/fonts/ttf/ja/aqua"

と書き込む事で、フォントが使えるようになります。

かんな

Cannaをインストールします。

# emerge canna

その後、設定として/etc/conf.d/cannaに

CANNASERVER_OPTS=" -inet"

と書き、また、/etc/hosts.cannaの先頭に

localhost

という一行を加えます。

# rc-update add canna default

を実行することで、cannaがデフォルトで起動するようになります。

# /etc/init.d/canna start

で起動します。

kinput2

# USE="canna" emerge kinput2

これで、cannaを使用する設定で、kinput2がインストールされます。

~/.xinitrcに次の行を書き加えることで、起動時からkinput2が使えるようになります。

export export LANG=ja_JP.eucJP
unset LC_ALL
export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP
XMODIFIERS="@im=kinput2"
kinput2 -canna &

EMacsの日本語化

egg(TaMaGo)をインストールします。

# USE="canna" emerge tamago

~/.xinitrcに、次のような行を書き加えます。

export CANNAHOST=localhost

再起動せずに続ける場合、

$ export CANNAHOST=localhost

を普通に実行する必要があります。

ここまでできた所で、Emacsを起動してC-\を押すと、変換システムの候補に「japanese-egg-canna」というのが入ります。これは一度実行するとデフォルトに設定されるので、これで次回から変換システムとして egg with canna が使用されるようになります。 この段階での.xinitrc

#!/bin/bash

export LANG=ja_JP.eucJP
unset LC_ALL
export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP
export XMODIFIERS="@im=kinput2"
export CANNAHOST=localhost
kinput2 -canna &

exec fluxbox

Mozillaの日本語化

EditメニューのPreferencesを選び、Appearance→Language/Contentを選ぶと言語選択メニューが出ます。ここに日本語らしきものがリストされていなければ、「Download More」をクリックしてインストールします(ちなみにルート権限が必要です)。

また、Navigator→Languagesにも日本語があることを確認し、なければAddをクリックして追加します。

基本的に、これで日本語が表示/入力できるようになったはずです。

xchatの日本語化

ここまでの手順ができていれば、xchatは既に日本語化されているはずです。サーバ設定の「文字コード」の設定をデフォルトのままにしておくと文字化ける場合があるので、これは適宜指定します。

マスクされたパッケージの導入

portageシステムでは、最新版のパッケージなどは「マスク」されていて、導入できないようになっています。これらのパッケージの最新版を導入するためには、マスクを解除する必要があります。

マスクを解除して導入する

普通なら

# emerge hogehoge

とするところを、

# ACCEPT_KEYWORD="~x86" emerge hogehoge

とすると、マスクが解除され、最新版がインストールされます。

で、

いちいち打つのは面倒!

# alias unmask="ACCEPT_KEYWORD='~x86'"
# unmask emerge hogehoge

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