アロサウルスもっと前かがみ…新学説で標本改修(読売新聞)よりH24.04.09紹介
肉食恐竜のアロサウルスはもっと前かがみだった――。そんな新学説に合わせ、鹿児島県立博物館別館(鹿児島市)で展示されている骨格標本の姿勢が47年ぶりに改められた。
これまでは上体が起き上がった“ゴジラ型”だったが、上体が地面と水平になるように頭の位置を下げた。獲物に飛びかかろうとする約1億5000万年前の姿がよみがえった。
同館の骨格標本は全長6・5メートル。米ユタ州で発見された本物の骨の化石が約70%を占め、「全国でも最高レベルの割合。極めて珍しく貴重」という。
入手した米在住の日本人実業家から鹿児島県出身の画家を介して、1965年、同県に寄贈され、展示が始まった。
当時の学説では、アロサウルスは下げた尻尾と2本の後ろ足の3点で体を支え、上半身は起き上がっていたとみられていた。
このため、骨格標本は、米研究者の指導を受け、横に並ぶ草食恐竜のカンプトサウルスの標本を見下ろす形に決まった。
ところが、最近では、骨格の形状や尻尾を引きずった痕跡が見つからないことから、「重い頭と尻尾でバランスをとりながら2本足で歩行していた」との新学説が定着。64年からアロサウルスの骨格標本を展示している国立科学博物館(東京)は、昨年の「恐竜博2011」で新しい姿勢に変えた。
県立博物館もアロサウルスの姿勢の修正を検討。3月に鹿児島市内の専門業者が骨格標本の芯材を取り換え、頭から背中、尻尾のラインをほぼ地面と水平にした。
新種ティラノ、全身に羽毛 中国・遼寧省で発見(NIKKEI NET)よりH24.04.05紹介
中国遼寧省の約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層から、全身が羽毛に覆われていたとみられる新種の大型肉食恐竜ティラノサウルスの化石を見つけたと、中国科学院などのチームが5日付の英科学誌ネイチャーに発表した。ティラノサウルスのイメージを覆す成果。
体長9メートル、重さ1.4トンと推定され、羽毛を持つ恐竜としては最大。中国語などで「美しい羽毛の王」という意味を持たせ「ユウティラヌス・フアリ」と命名された。
チームは、化石商人が博物館に持ち込んだ3体のティラノサウルスの化石を分析。鼻にトサカのような薄い突起があったことなどから新種と判断した。
最も大きな1体には、尾の部分に長さ15センチ以上の羽毛があり、ほかの2体にも上腕や首に20センチ前後の羽毛が残っていた。鳥類の祖先の恐竜のように滑空することは不可能なため、チームは、羽毛は保温に役立っていたとみている。
ティラノサウルスは、進化初期の小型のころは羽毛があったとされているが、大型化すると羽毛は体温調節の妨げになると考えられていた。チームは「白亜紀前期は、気温が低かったことと関係あるかもしれない。ティラノサウルスの羽毛を否定する根拠は乏しくなった」としている。
長崎は恐竜の楽園だった? 化石発見、今後にも期待(asahi.com)よりH24.03.13紹介
福井県立恐竜博物館と長崎市科学館は12日、長崎市北浦町の海岸で、白亜紀後期(約8400万年前)の草食恐竜の化石を発見したと発表した。今回の発見地点から約20キロ離れた場所で2010年に同じ種の化石が見つかっており、一帯で今後、恐竜化石の発見が相次ぐ可能性があるという。
見つかった化石は長さ41センチ、幅23センチ。カモノハシのような平べったい口をもつ草食恐竜、ハドロサウルス科の右太ももの骨の上半分とみられ、恐竜の全長は約6メートルと推測されるという。一帯を合同で調査していた両館が昨年4月に化石を発掘し、鑑定を進めていた。
約20キロ離れた同市南部の野母崎(のもざき)で10年、同じ年代の恐竜化石が見つかり、ハドロサウルス科に属する別の個体の左太ももの骨とみられている。いずれもこの地方に点在する「三(み)ツ瀬(ぜ)層」と呼ばれる地層から産出したことから、福井県立恐竜博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員は「今後、一帯から続けて恐竜化石が見つかる可能性がある」と話している。
ミクロラプトル:輝く羽毛の恐竜…1億年前、四つの翼持つ(毎日新聞)よりH24.03.09紹介
白亜紀前期(1億4500万〜1億年前)の4本脚すべてに翼があった小型羽毛恐竜「ミクロラプトル」が、玉虫色の光沢を放つ黒い羽で覆われていたことを北京自然博物館などの研究チームが突き止め、9日の米科学誌「サイエンス」に発表した。輝く羽毛を持つと分かった恐竜は初めて。
ミクロラプトルは、1億2000万年前ごろ中国・遼寧省で生息していた。四つの翼を広げ、ムササビのように木から木へ滑空したと考えられている。
研究チームは、ミクロラプトルの化石に残された羽毛を電子顕微鏡で観察した。その結果、黒や灰色に発色するメラニン色素を含むメラノソーマが非常に細長い特徴を持っていた。現在の鳥類では、光沢のある羽毛を持つ鳥で非常に細長い形のメラノソーマが確認されている。このため、ミクロラプトルの羽毛も光沢を放ち、光のあたり方によって玉虫色に輝いていたと推測された。
ミクロラプトルは長い尾羽も持ち、研究チームは「輝く羽毛と尾羽が、交尾相手の気をひく装飾のような役割を果たしていたのかもしれない」と推測する。
真鍋真・国立科学博物館研究主幹は「白亜紀前期に光沢を持つ恐竜がいたということは、鳥類の先祖である恐竜が早い段階から高い社会性を持っていた可能性がある」と驚いている。
ノミ:体長2センチ…巨大化石、中国で出土(毎日新聞)よりH24.03.01紹介
ジュラ紀中期(1億6500万年前)から白亜紀初期(1億2500万年前)にかけ生息していた体長2センチ近い巨大なノミの化石が中国で出土したと、中国科学アカデミーなどの研究チームが1日付の英科学誌ネイチャーに発表した。最古のノミとみられる。
針状の口が長く頑丈なのが特徴で、哺乳類や鳥類の柔らかい皮膚から血を吸う現代のノミとは異なる。「羽毛のある恐竜などに寄生していたのではないか」としている。
チームは、内モンゴルのジュラ紀の地層や遼寧省の白亜紀の地層から出土した10万個の昆虫化石から、9個のノミの化石を発見。体長は雌が14〜21ミリ、雄は8〜15ミリだった。
3億年前、森の様子は 中国北部、25メートルの植物も(asahi.com)よりH24.02.28紹介
中国北部の内モンゴル自治区に、約3億年前に広がっていた太古の森の様子を復元することに、中国と米国の研究チームが成功した。米科学アカデミー紀要に発表した。
チームは内モンゴルで、約1千平方メートルにわたって掘削調査を行い、過去に火山灰に埋もれた地層から、約3億年前の植物の化石を集めた。その結果、ソテツの仲間やヒカゲノカズラと呼ばれる分類群など、六つのグループの植物を特定することに成功した。高さは10〜15メートルのものが多かったが、中には25メートル以上にもなるものもあった。
森のおおまかな姿を推定するには、200〜500平方メートルの植生が目安。チームは「再現には十分な広さで、当時の東アジアの植生を理解するのにも役立つ」としている。
3億年の眠りから覚める森。中国の炭鉱地下から「ペルム紀のポンペイ」出土!(GIZMODO)よりH24.02.27紹介
中国・内モンゴル自治区ウダ区の炭鉱地下に、2億9800万年前の巨大な森が化石となって埋まってることが分かり、あまりの保存状態の良さに米・中の専門家が腰を抜かしています!
まるでヴェズービオ火山大噴火で一瞬のうちに埋まったポンペイ遺跡のようだということで、森にはさっそく「ペルム紀のポンペイ(Pompeii of the
Permian)」というあだ名がつきました。
ポンペイは娼婦の館も民の叫びも噴火の瞬間そのままのかたちで地下に封印されているわけですが、この沼沢林も埋まった当時、木が1本1本どこに生えていたかまで分かるほど保存状態が良いため、このように再現図も地図も作ることができたんですねー。
ペンシルバニア大学の古植物学者ハーマン・フェッファーコーン(Hermann Pfefferkorn)教授は、まるで「タイムカプセル」のようだと話しています。
驚くほど保存状態が良い。そこに立つと、葉がついている枝が見え、その隣の枝、そのまた隣の枝、そのさらにまた隣の枝まである。目を移すと、その同じ木の幹まで見える。いやはや全く興奮を禁じえませんよ。
事実、ナポリ近郊のポンペイ遺跡のように、火山噴火当時にあった木々と植物が丸々その当時の状態のまま発見されたんですね。違うのはポンペイ遺跡はAD
79だけど、 こちらは2億9800万年前のペルム紀(二畳紀、Permian)に埋まった、ということ。
森の広さは大体1000平米(10,763平方フィート)。重機で炭鉱地下までどんどこ掘り下げていったら、何日も空から降り注いだものと思われる夥しい量の火山灰、その下から化石化して時が凍てついた森が見つかったんですね。
これまでに木は6グループ特定されており、中には高さ80フィート(24.38m)の木もあります。内訳はフウインボク(封印木、シギラリア、Sigillaria
)やコルダイテス(Cordaites)などですが、今は完全に絶滅してしまった「Noeggerathiales」というタイプのグループも大きなものが発見されました。ひゃー!
古生代ペルム紀は今から大体2億9900万年前から2億5100万年前までに当たります。針葉樹や花はなく、植物はシダ類のように胞子で繁殖しており、今ある大陸も移動前のパンゲア大陸でひとつに結ばれていました。
地質学上の区分では古生代(カンブリア紀:Cambrian、オルドビス紀:Ordovician、シルリア紀:Silurian、デボン紀:Devonian、石炭紀:Carboniferous、ペルム紀or二畳紀:Permian)で最後、石炭紀の後です。
ペルム紀にはもう動物がいて、哺乳類、亀、鱗竜亜綱、祖竜の第一グループが地上で初めて咆哮を上げたのがこの時期ですね。が、地球の歴史上最大の大量絶滅が起こったのもペルム紀末(つまり古生代末)で、陸生生物の70%、海生生物の90%が死滅したものと専門家の間では考えられています。
一説によると現代も大量絶滅期らしいので我々もいつ化石になっても恥ずかしくないように生きなくちゃ...。
この後、中生代(三畳紀:Triassic、ジュラ紀:Jurassic、白亜紀:Cretaceous)が始まり、最初の真の哺乳類が進化を遂げます。翼竜(pterosaur)が初めて空を翔け、祖竜(archosaur)が地上を支配する、という順序ですね。
Pfefferkorn教授は中国科学院のJun Wang氏、瀋陽師範大学のYi Zhang氏、雲南大学(云南大学)のZhuo Feng氏と共同でこの研究プロジェクトを進めています。発見の詳しい内容は「Proceedings
of the National Academy of Sciences」に掲載中。
始祖鳥は黒かった…翼の化石から色素解析 米独チーム(asahi.com)よりH24.01.25紹介
「始祖鳥の翼は黒かった」とする解析結果が24日付の科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表される。米独の研究者が化石に残る痕跡を調べてわかった。
研究チームは、1億5千万年前のジュラ紀の化石を使い、羽毛から試料を採取。6カ所からメラノソームと呼ばれるメラニン色素が入った粒を見つけた。うち2カ所を詳細に調べたところ、黒、灰色、白の可能性があり、分析で95%の確率で「黒」であることがわかった。
全身の色や模様は不明だが、国立科学博物館の真鍋真研究主幹は「メラニンは羽毛を補強する働きもあると考えられ、滑空程度か飛行もできたかなど、始祖鳥の羽に関する見方にも一石を投じる結果だ」と話す。
恐竜化石:上天草で発見 8500万年、前獣脚類指先か 新たな研究スポットに /熊本(毎日新聞)よりH24.01.17紹介
◇氷川町の愛好家・山田さんが採取
上天草市龍ケ岳町の地層から、約8500万年前の恐竜とみられる化石が見つかった。氷川町の化石愛好家、山田良二さん(55)が採取した。これまで恐竜の化石は、県内では御船町や天草市で見つかっており、新たな研究スポットとして注目されそうだ。
発見した地層は同町などに広がる「姫浦層群(ひめのうらそうぐん)」。これまでアンモナイトやサメの歯などの海洋生物の化石が数多く発掘されてきた。白亜紀後期の地層とされる。
化石の大きさは1・5センチ四方、厚さ7ミリ程度。御船恐竜博物館の池上直樹・学芸員らによると、化石はティラノサウルスなど二足歩行する「獣脚類」の指先とみられるという。
化石は10年程前に採取して山田さんが保管。昨秋、知人の勧めなどもあり、池上さんに見せたところ、恐竜の化石である可能性が高いことが分かった。池上さんは「これまで海洋化石が主だった場所から、陸上で活動する恐竜の化石が見つかった意義は大きく、地質学的にも重要だ」との見解を示した。
一方、上天草市出身の山田さんは「故郷の観光、教育にも活用できるのではないか。ぜひ役立ててほしい」と話している。
国内最古級、1800万年前のサイの化石発見 長崎(asahi.com)よりH24.01.14紹介
およそ1800万年前に生息した国内最古級のサイの骨の化石約100点が長崎県松浦市の鷹島で発掘されたと、松浦市教委と福井県立恐竜博物館が13日、発表した。恐竜博物館は「大型哺乳類の進化を知るうえで貴重な発見だ」と説明している。
化石は鷹島南岸の波打ち際の岩場で見つかり、2009年11月〜10年6月、同博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員らが掘り出した。背骨の大半やあばら骨、骨盤の一部など、全身の4分の1にあたる部位が特定された。
サイは推定で体長2.4メートル、胴回り2.2メートル。現代のサイより脚が短く、水辺にすんでいたらしい。同じ時代のサイは、国内では岐阜県可児市などで断片的な骨の化石が見つかっているが、まとまって発掘されたのは今回が初めて。
ジュラ紀の恐竜か 北京で足跡発見(NIKKEI NET)よりH24.01.11紹介
中国地質大学の張建平教授らは9日、北京市郊外で恐竜の足跡の化石を発見したと発表した。北京で恐竜の痕跡が見つかるのは初めて。1億5千万〜1億4千万年前のジュラ紀の恐竜とみられる。
足跡は数百カ所あり、中には7〜8歩連続したものもある。二足歩行する鳥脚類、長い首を持った竜脚類などだった可能性がある。張教授によると、これまでこの種類の恐竜が中国で生息したことは知られておらず、どのように中国で広がったかについて研究が進みそうだ。
高校生が古代ゾウの化石発見(NHK)よりH23.12.16紹介
茨城県常陸大宮市の1600万年余り前の地層から、当時のゾウの頭の骨とみられる化石が高校生によって発見され、15日、発掘の様子が公開されました。
ゾウの頭の骨とみられる化石が見つかったのは、常陸大宮市の丘陵地帯にあるおよそ1650万年前の地層で、市内に住む高校2年生、星加夢輝さんが見つけました。星加さんは博物館のサークルに入りながら地質の調査を続けていて、今月11日、色などが周りと違う部分に気づき、「ほ乳類の化石ではないか」と、茨城県自然博物館などの専門家に連絡しました。専門家が現地で確認したところ、ステゴロフォドンというゾウの化石で、牙の先端から後頭部までが完全な状態で残っていました。15日は化石を取り出す様子が報道関係者に公開され、大型のドリルを使って注意深く取り出していきました。博物館によりますと、ステゴロフォドンの頭の骨は、国内では宮城県と山形県で見つかっていますが、これだけ完全な状態で確認されたのは初めてだということです。化石を発見した星加さんは、「ゾウの化石が見つかるとは思っていなかったので驚きました。将来は地質関係の仕事がしたい」と話していました。地質学が専門の茨城大学の安藤寿男教授は「ゾウの全体が分かる化石が見つかるのは非常に珍しく、発見したのが高校生だということにも感動します」と話していました。取り出された化石は、今後、坂東市の茨城県自然博物館で展示されることになっています。
鳥じゃないよ! 「渡り恐竜」300キロ移動(asahi.com)よりH23.10.27紹介
ジュラ紀後期に生息した竜脚類恐竜カマラサウルスは、渡り鳥のように、水や食物を求めて季節ごとに大移動を繰り返していたことが分かった。米コロラド大の研究チームが歯の化石に含まれる酸素の同位体を調べた成果だ。27日発行の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。
カマラサウルスは全長約20メートル、体重約20トンの植物食恐竜だ。研究チームは、水に含まれる酸素同位体(O18)の割合が土地の標高が高いほど低くなることに注目した。カマラサウルスが水を飲むと酸素同位体は体内に取り込まれる。歯のエナメル質に含まれる酸素同位体の割合を調べれば、どこで生活していたかが分かる。
研究チームは、米ユタ州やワイオミング州で見つかった歯の化石32本の酸素同位体を調べたところ、歯の先端では同位体比が高く、根元では低かった。生え始めのころには低地で生活し、半年ほどして歯の形成が終わったころには高地にいたことになる。
ワイオミング州で化石が産出したのは低地だったが、西に約300キロのところに高地がある。乾期になり、低地で水や食物が乏しくなると、高地へ片道300キロ移動していたようだ。
モササウルス、脚の化石発見 和歌山、白亜紀の地層から(asahi.com)よりH23.10.20紹介
和歌山県有田川町の白亜紀後期(約7500万年前)の地層から、海中にすんでいた大型爬虫(はちゅう)類「モササウルス類」(滄竜〈そうりゅう〉)の前脚のほぼ完全な化石が見つかった。同県立自然博物館が18日、発表した。5年前には近くで同じ個体のものとみられる後ろ脚が見つかっている。同じ1頭の前後の脚が発掘されたのは国内初という。
前脚の化石は左右見つかった。右前脚の化石はほぼ完全な状態。縦27センチ、横55センチ、厚さ約10センチの塊で、上腕や4本の指の骨など16個の骨が関節でつながっているという。左前脚は別の塊の中に指の骨数本が確認できた。さらに下あごの歯、脊椎(せきつい)、肋骨(ろっこつ)15本なども合わせると計約70点の化石が見つかった。今回の発掘結果から、博物館はこの個体を体長8メートル以上と推定した。
モササウルス類はトカゲやヘビに近い。国内では、北海道などで40ほどの発掘例がある。ひれがついた4本の脚をかきながら泳ぎ、鋭い歯で魚などを食べていたらしい。
琥珀に恐竜の羽毛11点 進化の過程はっきり カナダ(asahi.com)よりH23.09.16紹介
白亜紀後期の琥珀(こはく)から羽毛恐竜や鳥類のものとみられる羽毛11点が見つかったとカナダ・アルバータ大のチームが16日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。今回は羽毛の立体的な構造までが保存されており、羽毛の進化をはっきりとたどることができる。
カナダのアルバータ州には白亜紀後期(約7千万年前)の琥珀が多く産出する。琥珀は装飾品にもされるが、樹液が固まったもので、大昔の昆虫や植物を封じ込めていることがある。
アルバータ大のチームは、同州にあるロイヤル・ティレル博物館と大学が所蔵する約4千点の琥珀を調べ、11点に羽毛が入っていることを見つけた。羽毛は繊維状の軸だけのものから、枝分かれしたものまで様々あり、進化段階を詳細にたどることができた。
そこは、まるでジュラ紀 【パノラマ】見渡す限り恐竜(asahi.com)よりH23.09.12紹介
恐竜たちに囲まれる。カマラサウルス、アロサウルス、ヘスペロサウルスの3体の全身骨格が出迎えるエリアは、ジュラ紀にタイムスリップしたかのような体験ができる。圧巻は、アロサウルス、ヘスペロサウルスの「対決」。ジュラ紀にはライバル同士だったかもしれない両者、当時の息づかいや緊張感がびんびん伝わってくる。
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「恐竜博2011」は、東京・上野の国立科学博物館で10月2日まで開催。
最古の真獣類化石=1億6000万年前、中国で発見(asahi.com)よりH23.08.25紹介
中国遼寧省の約1億6000万年前(ジュラ紀)の地層からネズミに似た小柄な哺乳類の化石が見つかり、新属新種に分類したと、米カーネギー自然史博物館や中国地質科学院などの研究チームが25日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
現在の哺乳類の大半は雌に胎盤がある真獣類であり、骨格から同類で最古の化石とみられるという。真獣類がカンガルーなど胎盤がない有袋類との共通祖先から分かれた年代は、従来の推定を約3500万年さかのぼることになる。
化石は上半身の骨格がよく残っており、体重は15〜17グラムと推定された。指や脚の骨の特徴から木登りが得意だったとみられ、歯の形から主に昆虫を食べていたと考えられる。「中国のジュラ紀の母」を意味する「ジュラマイア・シネンシス」と名付けられた。
首長竜の「クー」、赤ちゃん産み子育て? 米チーム研究(asahi.com)よりH23.08.12紹介
プレシオサウルスという首長竜の仲間は、卵ではなく赤ちゃんを産み、群れで暮らしながら子育てをしていたかもしれない。化石になった身重の母親を調べた米国の研究チームがそんな論文をまとめ、12日の米科学誌サイエンスに発表する。
プレシオサウルスは恐竜のいた時代に海で暮らしていた爬虫(はちゅう)類。景山民夫さんの直木賞作品で、現代に生き残ったプレシオサウルスの子「クー」を少年が育てる物語「遠い海から来たCOO(クー)」に登場。アニメ映画にもなった。
チームが、米カンザス州の7800万年前の地層から掘り出された化石を調べたところ、母親の腹の部分から胎児とみられる骨も見つかった。胎児は1頭。母親の体長は4.7メートル。胎児は少なくとも1.5メートルで、比較的大きかった。
海で暮らす古代の爬虫類には、卵でなく赤ちゃんを産んでいたとわかっている仲間もいるが、産むのは1度に複数。大きな赤ちゃんを1頭だけ産むという特徴は、むしろシャチや小型のクジラなど、群れを作って子育てをする現代の生き物に近く、チームは「同じような暮らしぶりだったかもしれない」と推測している。