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体脂肪率が減らない:健康の目安、警戒信号も
1.始めに
実は、いま、家庭向けの体重計というのが良く売れていて、どれも体脂肪率を測定できるんです。
ところで、体脂肪率って、どういうものだか良く分かっていますか?
ちょっと、「 体脂肪率」について整理してみました。
2.体脂肪率
体脂肪率は、体重に占める脂肪の割合を表したもので、体内での脂肪状態を数値化したものといえます。
1)計算式
体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100
2)測り方
1日1回、服装や時間帯、食事や入浴などの条件を同じにして測定する。
3)適正の目安
(1)男性
◆30歳未満 適正:14〜20% 肥満:25%以上
◆30歳以上 適正:17〜23% 肥満:25%以上
(2)女性
◆30歳未満 適正:17〜24% 肥満:30%以上
◆30歳以上 適正:20〜27% 肥満:30%以上
3.体脂肪過多は不健康の理由
体脂肪から様々な生理活性物質が出て、次のようなことを引き起こしていることが、10年ほど前に明らかにされました。
1)血圧を上げる
2)血液をどろどろにする
3)インスリンの効き目を悪くさせたりする
4)高血圧、動脈硬化、糖尿病に進展する
4.体脂肪率が減らない理由
上記のようにならないために、2.3)の目安により体脂肪率を下げたい人は多いものと思われます。ところが、おいそれと体脂肪率は下がらないというのが多いのです。
外見的にスリムな人が実は骨や筋肉が少なくて体脂肪率が高かったり、太って見える人が逆に適正と判断されることもあります。
ヒトの体は体脂肪(脂肪組織)と、それ以外の組織(除脂肪組織)に分けられるそうです。
除脂肪組織は、たんぱく質、糖質、ミネラル、水分などからなります。
ランニングなどの運動をすると、水分などは簡単に汗になり、体重は減ります。ところが、体脂肪は簡単には変わらないのです。
計算式の分母が減って、分子が変わらなければ、願うことと違って、増えたりするのです。
それで、運動をした後で体重と体脂肪率の変化をみると、体重は減ったのに、体脂肪率は変わらないとか増えるということが起きるのです。

5.体脂肪の役目
ヒトは長い間、飢えた生活を繰り返してきました。ここ数十年こそ飢えを知らない生活をしていますが、多くは飢えの中で歴史を経過してきたのです。そこで、生きるために脂肪という形で体内にエネルギーを溜め込む仕組みを身に付けることで、いざという時の備えをしているのです。
見方を変えるとこうもいえます。
筋肉が多いとエネルギーを多く消費するので、使わない筋肉を減らし、体脂肪を温存させるようとする。
6.体脂肪を減らすには
ヒトの脂肪1キロは、約7200キロカロリーに相当します。マラソンの消費エネルギーは2400キロカロリー程度ですので、マラソンでヒトの脂肪1キロを減らそうとするとフルマラソンを3回もしないといけないことになります。
こんなことまでして無理に体脂肪を減らすことは不自然、不健康なように思われます。
無茶はしてはいけない、自然に健康な体を作る生活習慣自体が大事なのではないでしょうか。
7.肥満防止の4R
日本の医学界でも予防という観点からやっと肥満に関心が向けられました。すでに触れましたが、ウェストが次のようにきつくなったら気をつけようと呼びかけています。これも体脂肪に着目した取組といえるでしょう。
◆「要注意」のウエストサイズ(男性:85センチ、女性:90センチ以上)
かつ
◆(1)中性脂肪が150ミリグラム以上(血清0.1リットル中)
またはHDLコレステロールが40ミリグラム未満(同)
(2)最大血圧が130以上または最小血圧が85以上
(3)空腹時血糖値が110ミリグラム以上(血漿0.1リットル中)
の3項目のうち2項目以上に当てはまると「内臓脂肪症候群(メタポリックシンドローム)」とする。
私は、特にウェストサイズに着目すべきだと考えています。見かけ上、お腹が以上に出ている場合には積極的に「肥満防止」に取り組むべきと考えます。その時、次のような点(私が勝手につけた4R)に気をつけ、気長に取り組んで貰いたいものです。
「肥満防止の4R」
○記録を毎日つける(リピート)
○適正な質と量の食事を規則正しくとる(リズム)
○ストレスの排除(リラックス)
○ウォーキングなど適度な有酸素運動(リフレッシュ)
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低カロリー、低脂肪の献立と料理120
<参考資料>
1)朝日新聞 H17.04.24 朝刊 be 今さら聞けない 体脂肪 http://www.be.asahi.com/be_s/20050424/042405.html
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