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「想定と別」真意 −宮城県沖地震への正式コメント−
1.始めに
昨日は、地震調査委員会の見解を待たずに自分なりの考えをブログ「想定の宮城県沖地震ではない」にまとめていたところ、突然、「想定の宮城県沖地震ではない」との結論が伝わってきました。
今朝の新聞には、そんなに詳しい記述もなく、あの地震はメインのものでなく、メインはこれからだから、これまで通りに地震対策を続けていきましょうという意図がありありの表現で各新聞とも地震調査委員会の発表を伝えています。
16日の地震はすでに過去の小さな地震という感じが伝わり、釈然としない。
2.想定のものだったら
26年〜42年の間隔で繰り返している「宮城県沖地震」それそのものだったら、地震調査委員会および各自治体および中央官庁のこれからの施策はどうなったのだろう。
もし、本命の地震だったら、少なくとも緊急を要するような地震対策は必要なくなる。40年近くかけてゆっくりやれば良いことになる。そうすると、予算が他の自治体に廻るか他の事業へ廻る。委員会での宮城県沖地震の検討事項も急減する。事態に困惑する人、冷や飯を喰う人続出でしょう。
本当に間違いのない判断だとすればそれでも良いのでしょうが、少しでも疑う余地があれば、一端決めている事業や予算を返せとはいえない。言えない以上は、できれば筋書きを変えないですむ判断を「あうん」の呼吸で、皆が求める。それが「ムラ社会の日本」の現実で、多くの場合の「・・委員会」のように思われます。とくにこの地震調査委員会は政府の管轄下のものですから、ことさらでしょう。
各段階での発言を自重せざるを得ないのはこうしたことがあるからだろうと思われます。
純粋学術的にはどうだったんでしょうね。そんなこと考えても「ヒノメ」をみることがまずないでしょうから、しょうがないですね。「想定と別」だったのです。この辺でこの仮定の話は止めます。それでも、学問と政治と経済の関係がお分かりになるでしょう。「産学官の連携」などといって、今盛んなんですよ。互助の精神なんですが、日本人として情や力に縛られるところがありますね。
3.地震調査委員会の結論
1)注目事項
(1)今回の余震分布は1978年の余震分布域の南側の一部に固まっていること
(2)1978年に比べて地震の規模や津波が小さいこと
2)判断事項
今回の地震では、想定震源域の一部は破壊したものの、多くは割れ残っている
(換言すると、破壊されずにまだ破壊に耐えている、いずれ破壊する。その時の地震が「想定する宮城県沖地震」である。)
3)結論
(1)今回の地震は、想定していた宮城県沖地震ではない
(2)今後、想定していた地震がおきやすくなった可能性もある
(3)今回の地震によって、想定している宮城県沖地震の規模や発生確率は変更しないが、従来と同じように防災対策をとってほしい
4.最後に
結論の(3)に「政府の地震調査委員会」としての本音がでているように思えます。一連の騒ぎは、これで終結、新聞各紙が大きく扱うことはもうないでしょう。
「今回、ある程度大きな地震が起きたけど、死者が多数出るようなこともなかったし、地震対策はこれから急いでやらねばならないのだし、今進めている計画をぶっ壊すようなことはせずに、従来と同じように防災対策をとりましょう!色々な事業を継続しましょう!異論はないでしょう!」
これが本音でしょう! 一部の科学的資料から異論はあっても、誰も筋書きを変えるほどの発言は出来なかったことでしょう。個人的に地震に備えるべきでしょう
そうしてみると、福岡県西方沖地震と警固断層の関係も科学的な判断だけでなく、政治や経済が絡んでいるから「ややこしい」ことが想像つきますね。
<参考資料>
1)朝日新聞 H17.08.18 朝刊 1面 宮城の地震 調査委「想定と別」見解発表 引き続き警戒必要 <リンクなし>
<非常時必需品>

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