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△▼△▼アラスカ温暖化−地球全体への警鐘−
1.アラスカ環境ファーラム
少し前に北極圏の温暖化について、「イヌイット周極会議」議長のシーラ・ワットクルティエさんの話を元にブログしましたが、2月にアンカレジで開かれた「アラスカ環境フォーラム」に参加するために集まった住民や科学者に実態を聞いたという話を整理してみました。
2.温暖化調査団(委員長:ロバート・コレル)
1)アラスカ全土での急速な温暖化
過去100年間で地球全体の気温上昇が約0.6度であるのに対し、
アラスカ全土の50年(半世紀)での冬の気温上昇は3〜4度を驚くべきもの。
2)グリーンランドの氷が急激な溶解
夏の溶け出す面積は、最近23年間で16%も増加した。
その結果、夏になると氷河から大量に新しい水が海に流れ出し、海面が上昇した。
地球全体に影響するものと考えられる。
調査団では、今世紀末までに地球全体の海面が約1メートル上昇すると考えている。
3)北極の氷が縮小、北半球の海水温度上昇
この30年間で夏の北極の氷が20%近くも縮小した。
北半球の海水温度が2003年(極近調査のよう)に史上最高となる。
北極以外の地域と比べ、北極全体では2〜3倍、アラスカは5〜10倍の速さで温暖化が進行している。

4)他所事でない
北極地方の気温上昇、氷の溶解、海面上昇、海水温度上昇などの問題は、いずれ他の地域へと広がる「地球全体への警鐘」と言える。
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3.北極協議会の調査
約300人の専門家による報告書「北極地方の温暖化の衝撃」
1)北極温度上昇
今後100年間でさらに4〜7度の上昇が見込まれる。
2)土露出の影響
雪や氷があるうちは、陽光を反射するが、それらが溶けて黒土が露出すると、熱を吸収するため温暖化がさらに進む悪循環に陥っている。
3)沿岸部の侵食
生活の場であった海氷が減り、水位が上がって沿岸部も侵食されたため、生活環境を失い移転を迫られている集落もある。
4)先住民の生活
生態が変わり、天気の予測が難しく、移動も危険であれば、先住民が生き残る上で深刻な問題となりつつある。

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4.最後に
冬はスノーモービルで凍った川を走り、狩に出かけていた人々の間で、氷が薄かったために川へ転落という事故が起きている。
また、夏には雨がほとんど降らなくなり、異常に「乾いた夏」が訪れて、落雷などが原因の「山火事」が相次いでいる。
さらに、海では海水温の上昇の影響で魚が昔ほど取れなくなってきている。海上の天気や風向きが頻繁に変わるため、昔培った経験や知識が生かせないらしい。
温暖化の影響が最も早く現れるのは、このような北極圏や氷河があるような高地であることは用意に想像がつくことでしょう。
今回報告した北極もそうですが、ヒマラヤやアルプスなど高地の氷河も凄いスピードで溶けているのです。地球の気温の上昇が氷河や雪を溶かしているのですが、それは少しばかり長いタイムラグを経て、世界の隅々にまで行き渡る過酷な現象なのです。
これを何とか阻止しようというのが、京都議定書の目的なのです。
目標を決めて温室効果ガスを管理していきましょうというものです。
私たち一人一人が、生活の細かな点まで考え、管理していくことが求められているのです。日本では政府が中心となって、官公庁、民間の工場、施設(デパートや劇場、イベントパークなど)にも当然、管理目標を持たせてやっていきます。
本当は家庭の二酸化炭素排出量が増える傾向が顕著なのですが、効果的な手が打てずにいます。役所の指導で取り掛かるのでなく、自ら省エネを図ることを致しましょう。
今日、話をした北極でのことは、やがて子や孫の時代には日本で起きることなのです。私たちが生きている間にも果物の作柄が大きく変わり、主要な産地がだめになるかもしれません。今のうちから温暖化を歯止めするように一人一人が取り組みましょう。
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参考のために、京都議定書の要点を示して起きます。
○先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定。
○国際的に協調して、目標を達成するための仕組みを導入(排出量取引、クリーン開発メカニズム、共同実施など)
○途上国に対しては、数値目標などの新たな義務は導入せず。
○数値目標
対象ガス : 二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、HFC、PFC、SF6
吸 収 源 : 森林等の吸収源による温室効果ガス吸収量を算入
基 準 年 : 1990年 (HFC、PFC、SF6 は、1995年としてもよい)
目標期間 : 2008年から2012年
目 標 : 各国毎の目標→日本△6%、米国△7%、EU△8%等。
先進国全体で少なくとも5%削減を目指す。
<参考資料>
1)朝日新聞 H17.03.11 朝刊 国際 アラスカの温暖化 <リンクなし>
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