与謝野晶子の歌碑
〜ゆかりの地〜
与謝野晶子ネット
大正
・
昭和
山田温泉
〜昭和2年
鳳凰が山をおほへるおくしなの山田の渓の秋に逢ふかな
宝専寺
〜昭和5年
伊東氏占めて三浦に対したる半嶋の春梅椿咲く
立待岬
〜昭和6年
啄木の草稿岡田先生の顔も忘れじはこだてのこと
花巻温泉
〜昭和6年
深山なるかじかに通ふ声もして岩にひろがる釜ふちの滝
法師温泉
〜昭和6年
草まくら手枕に似じ借らざらん山のいでゆの丸太のまくら
長井宿
〜昭和6年
訪ねたる永井本陣戸を開き明かりを呼べば通ふ秋風
三国路与謝野晶子紀行文学館
〜昭和6年
こすもすと菊ダリヤなど少し咲き里人は云ふ猿ヶ京城
真鶴岬
〜昭和7年正月
わが立てる真鶴崎が二つにす相模の海と伊豆のしら波
米屋旅館
〜昭和7年6月
われの船佛の大使の水荘の前に及べるうす霧を分く
諏訪神社
〜昭和7年5月
水上の諏訪のやしろの杉むらの中のさくらの白き初夏
谷川温泉
〜昭和7年5月
岩の群おごれど阻むちからなし矢を射つつ行く若き利根川
本栖湖
〜昭和7年10月
本栖湖をかこめる山は静かにて烏帽子が岳に富士おろし吹く
精進湖
〜昭和7年10月
秋の雨精進の船の上を打ち富士ほのぼのと浮かぶ空かな
川原湯温泉神社
〜昭和8年8月
川原湯の社のすだれ古りたれど入りて拝めば肩ふれて鳴る
山梨市駅
〜昭和8年10月
友の汽車われらの汽車と窓ならび 暮れたる山に言ふ別れかな
寛
いにしへの差出の磯を破らじと笛吹川の身を曲ぐるかな
晶子
古町温泉
〜昭和9年5月
真夜中の塩原山の冷たさを仮にわが知る洞門の道
竜化の滝
〜昭和9年5月
龍化瀑二十五丈を若葉する毛欅のかこめりうへは岩山
多賀湾
〜昭和9年6月
棚造り臙脂のいろの網をかく多賀の磯より中野濱まで
下多賀園地
〜昭和9年6月
風涼しひがしの伊豆の多賀に見る水平線のめでたき日かな
堂ヶ島温泉
〜昭和10年2月26日
堂ヶ島天窓洞の天窓をひかりてくだる春の雨かな
白浜海岸
〜昭和10年2月26日
白浜の沙に上りて五百重波しばし遊ぶを逐ふことなかれ
温海温泉
〜昭和10年6月
さみだれの出羽の谷間の朝市に傘して売るはおほむね女
浅間温泉
〜昭和11年
たかき山つゝめる雲を前にして紅き灯にそむ浅間の湯かな
一碧湖
〜昭和12年
うぐいすがよきしののめの空に鳴き吉田の池の碧水まさる
浄蓮の滝
〜昭和12年
かたはらに刀身ほどの細き瀧白帆の幅の浄蓮の瀧
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