小林一茶ゆかりの地

長野

碓氷峠

旧中山道坂本宿から国道18号の旧道を行き、碓氷峠を越える。

軽井沢町入り口で右折し、旧軽井沢を通って旧中山道碓氷峠に向かう。

碓氷峠


 寛政3年(1791年)3月26日、小林一茶は江戸を発ち、出郷してから初めて柏原に帰る。4月16日(5)日、碓氷峠を通りがかる。

 十六(五)日 碓井峠にかゝる。きのふの疲に急ぎもせぬ程に、はや太山(みやま)烏は夕を告て、雲を洩る日は渓にかたむく。「せなのがう(そ)でもさやにふ[ら]しつ」といふ万葉しふの姿も、けふ日の暮の景色に思ひ添へて、千歳のいにしへなつかしく、絶頂に有は国分仁王といふ。

『寛政三年紀行』

見晴台に万葉の歌碑がある。


日の暮にうすひの山をこゆる日はせなのが袖もさやにふらしつ

『万葉集』(第14巻)

以後、小林一茶は江戸と柏原を往復するたびに碓氷峠を越えた。

峠二日

牛の汁あらし木がらし吹にけり

越て来た山の木がらし聞夜哉

『文化句帖』(文化4年)

 文化7年(1810年)5月10日、小林一茶は江戸を発ち、13日、碓氷関所から碓氷峠を越えて小諸に向かう。

   碓井山にて

大山に引付て行扇哉

『七番日記』(文化7年5月)

5月28日、一茶は小諸から霧雨の碓氷峠を越えて松井田に泊まる。

   廿八 巳刻ごろより臼井山霧雨、折々夕立。

『七番日記』(文化7年5月)

 文化9年(1812年)11月17日、一茶は板橋に泊まり、江戸を引き上げる。21日、吹雪の中碓氷峠を越える。

   廿一 臼井峠大吹雪

しなのぢの山が荷になる寒哉

『七番日記』(文化9年11月)

その日は沓掛に泊まり、22日、海野泊。

大まぐろ臼井を越て行としぞ

『七番日記』(文化10年12月)

一茶が碓氷峠を越えたわけではない。

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