一茶の交友

〜車両〜

車両は竹内善右衛門。夏目成美門の俳人。

 文化7年(1810年)2月2日、一茶は俳人車両を根津神社に訪れたようだ。

根津神社


   二 晴 昼ヨリ雨 訪車両根津社

『七番日記』(文化7年2月)

 文化14年(1817年)6月16日、車両会。17日、車両泊。

   [十]六 車両会 寒

   [十]七 車両泊 寒

『七番日記』(文化14年6月)

同年6月27日に一茶は江戸を立ち、7月4日、一茶は故郷の柏原に帰る。

以後、江戸に出ることはなかった。

20日、一茶は江戸に手紙を出す。

 廿 旦雨 陰 申刻雨 妻赤川ニ入 以小玉団七出書 太キョウ 鶯笠 寿翁 陶里 一峨 久藏 車両

『七番日記』(文化14年7月)

   九 晴 夜吹雪 車両ヨリ一通来 柏原泊

『七番日記』(文化14年12月)

車両の句

あるほどの鹿だまらせて霜の空


いつも来る鳩杖どのや初ざくら


鶯のなくほど啼てお帰りか


露の世と見えてさつさと蓮の花


一月寺みえて散出す梨の花


露の世と見えてさつさと蓮の花


袷着て落に行はや粂の橋


つゆの世と見へ(え)てさつさと蓮の花


有明の艸のはつれの蛙かな


十四夜や月も光の中を行


松に日はさせどもつまぬ若な哉


水こぼす台の小寺やおぼろ月


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