芭蕉の句碑

松杉を譽めてや風のかをる音

 JR上越線沿いの清水峠越往還から路地に入ると、沼田市白岩町に観音堂墓地がある。


観音堂墓地とはいっても、観音堂は無い。

観音堂墓地の片隅に芭蕉の句碑があった。


松杉を譽めてや風のかをる音

出典は「杉風真蹟書簡」。

元禄7年(1694年)夏、京都嵯峨の落柿舎滞在中の作とされる。

 寛政9年(1797年)、白眼台雪才の後見で松茂庵中島布汁が句碑を建立。

中島布汁は通称庄助。自性寺の住職。

碑の右に白眼台雪才の句が書いてある。

すゝしさや秋は魚鳴く此あたり

白眼台雪才は伊香保温泉に芭蕉の句碑を建てている。

 『諸国翁墳記』に「薫風塚 上州利根郡白岩村觀音堂建 二世雪才」とある。

由緒ある句碑だが、このままではいつか分からなくなってしまう。

「旅のあれこれ」のトップページへ