加舎白雄ゆかりの俳人

三浦柴居

相州田島の人、三浦伴蔵。別号栞坊。

鴫立庵七世庵主。在庵1年2ヵ月。

 天明8年(1788年)4月9日から1週間、加舎白雄は海晏寺で芭蕉百回忌繰り上げ法要を行う。

海晏禅寺


三浦柴居も法要に参加している。

寛政6年(1794年)10月18日、没。

鴫立庵に句碑がある。

三浦柴居句碑


夜をひと夜おもへハなかし松の霜

柴居の句

藁一把やとり木にしてむめの花


夜々は出て月しらぬ鵜舟かな


紅葉見や下りて見たれは仏の灯


(えい)洗ふ水となりけりかきつばた


常だにも粥炊菴ぞわかなの日


礒際を家鴨のあゆむ春日かな


静さは夜の引明の霞かな


   艸庵衾にかふる酒なし

薄ぶすま菊焚て客をとめてけり

風の柳やなぎも花のあるものを

蜀魂(ほととぎす)晦日より後夜の鐘聞し

たそがれや市に印地のみだれうち


ちりちらぬ月の夜桜ひとへなる


さか手出す茶はのちむかし夕時雨

(くつ)かけし柳は穢多がかまへかな

ひし咲や日にむかふ池のむもれ杉

かれ松やものゝ香もなき秋の雨


雨の雁春の心もくぢくかな


朝風ややなぎを見ればさかさ川


霜の原二人となりてなかめけり


蝶見へて末黒の芒うごくなり


夜をひと夜思へは長し松の霜


趣の心にいりぬあきのやま


門川や猪あけに出る朧月


きくからに撰(えらみ)すてべき虫もなし


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