芭蕉像
〜採荼庵跡〜
霊巌寺から清澄庭園に沿って清澄通りを行き、海辺橋を渡ると、採荼庵(さいとあん)跡がある。
採荼庵跡

「杉風が別墅」が採荼庵である。
同所平野町にあり。俳諧師杉風子の庵室なり。
杉風本国は参州にして杉山氏なり。
鯉屋と唱へ、大江戸の小田原町に住んで魚售(なや)たり。後隠栖して一元と号す。(衰翁・衰杖等の号あり。)常に俳諧を好み、檀林風を慕ひ、のち芭蕉翁を師として、この筵に遊ぶ事凡そ六十年、翁常に興ぜられて云く、去来は西三十三箇国、杉風は東三十三箇国の俳諧奉行なりと。(かばかりのこの道の達人なりしなり。杉風一に芭蕉庵の号ありしが、後桃青翁にゆづれり。その旧地は次の芭蕉庵の条下に詳なり。享保十七年壬子六月十三日八十六歳にして沒せり。西本願寺の中成勝寺に塔す。)
『杉風句集』