室生犀星のゆかり地
犀星文学碑

軽井沢の芭蕉句碑から矢ヶ崎川沿いの道を行く。
矢ヶ崎川

「犀星文学碑」があった。

犀星文学碑
我は張りつめたる氷を愛す
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斯る切なき思ひを愛す
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我はそれらの輝けるを見たり
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斯る花にあらざる花を愛す
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我は氷の奥にあるものに同感す
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我はつねに狭小なる人生に住めり
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その人生の荒涼の中に呻吟せり
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さればこそ張りつめたる氷を愛す
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斯る切なき思ひを愛す
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昭和三十五年十月十八日
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かたわらの石像

この詩は氏が「かげろふの日記遺文」で野間文芸賞を受賞した際に記念に建立されたもので、碑面の詩・設計・建立費などいっさいを自分の手によって建てられた。
軽井沢には有名な文士や学者の別荘など数多くあるが、氏はこよなく軽井沢を愛し、軽井沢を第二の故郷のように思っていた。
かたわらの石像の下には、夫妻の遺骨が郷里から分骨されて埋葬されている。
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