芭蕉の句碑

古池や蛙飛こ無水の音
水戸市飯富町に大井神社がある。
延喜式内小社である。
「延喜式神名帳」(927年)に「常陸國那賀郡大井神社」と記載されている。
大井神社の鳥居

石段を登る。
徳川光圀が那珂川守護のため石段を奉納したという。
大井神社社殿

安政年間、徳川斉昭の命により造営されたそうだ。
祭神は建借馬命(たけかしまのみこと)。
大井神社の駐車場から細い道を下ると、竜光院跡がある。
竜光院は高水山竜光院法善寺と称した。
文久2年(1862年)、竜光院は落雷による火災で堂塔すべてを焼失してしまった。
竜光院跡に芭蕉の句碑があった。

古池や蛙飛こ無水の音
出典は『蛙合』(仙化編)。
貞亨3年(1686年)春、深川芭蕉庵で詠まれた句。
文化2年(1805年)10月、高水山竜光院の住職遲月庵宗匠空阿上人建立。
昭和28年秋、竜光院の火災で埋もれたままなっていた句碑を発掘し、90年ぶりに復元したもの。
寛延3年(1750年)5月、遲月は備中国小田郡笠岡に生まれる。俗名丸山幸之助守邑。
明和5年(1768年)、京都の安養寺で仏門に入り、芭蕉庵四世不二庵二柳に俳諧を学ぶ。
寛政元年(1789年)、水戸に来遊。『俳諧水滸伝』成稿。
文化9年(1812年)9月15日、江戸で遷化。
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