〜小林一茶ゆかりの地〜

竜腹寺の梵鐘
千葉県印旛郡本埜村大字竜腹寺に延命地蔵尊がある。
延命地蔵尊

延命地蔵尊の脇に鐘楼があった。

千葉県指定有形文化財梵鐘一口
龍腹寺
総高106.3センチメートル、口径60.6センチメートル、池の間の上下に型継のあとがあり、3段階で鋳上げられていることがわかります。上帯下帯共に素文(文様のないこと)で、鋳出しの浅い八葉の蓮弁の撞座が片方にだけついています。この撞座が1個だけというのは非常に珍しいものです。乳は4段4列で欠けている所はありません。
本鐘は、紀年がありませんが、その形態から南北朝時代の製作と推定されています。
池の間に次の銘文が陰刻されています。
南閻浮提大日本関東下総
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印西庄龍腹寺玄林山大鐘
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書付之作者谷田部三郎兵衛
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千葉住人
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筆者當寺普門坊賢勝
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千葉県教育委員会
本埜村教育委員会
文化3年(1806年)正月25日、小林一茶は古田月船と同行三人で滝村の竜水寺、竜腹寺村の竜腹寺の梵鐘を見に行く。
竜水寺の梵鐘に建武5年(1338年)の銘文が刻まれているが、一茶はいぶかしく思った。竜腹寺では鐘銘を記録している。
竜腹寺は大同2年(807年)創建。
| 廿五日 | | 晴 月船と 同行三人滝村 |
| | 竜(龍)水寺鐘銘ニ建武五年トアリいぶかし |
| | 竜腹寺村竜腹寺鐘銘
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| | 南エンブ提大日本関東上総印西庄トアリ |
「南閻浮提(なんえんぶだい)」は、「閻浮提(なんえんぶだい)」に同じ。四洲(ししゅう)の一。須弥山の南方の海上にあるという島の名。島の中央には閻浮樹(えんぶじゅ)の森林があり、諸仏が出現する島とされた。もとはインドをさしたが、その他の国をもいい、また人間世界・現世をさすようになった。閻浮洲。南閻浮提。南閻浮洲。南瞻部(せんぶ)洲。瞻部洲。瞻部。閻浮。
「上総」は「下総」の誤りだろうか。
文化8年(1813年)4月1日、一茶は再び月船と滝村の竜水寺鐘銘を見に行く。
一 晴 船同道シテ滝村竜水寺鐘銘
『七番日記』(文化8年4月)
文政8年(1825年)6月29日、渡辺崋山は江戸を発し、両総常武の地に遊ぶ途中で竜腹寺村へ。
竜腹寺村、竜腹寺天台千葉香華院、地蔵大同年号アリ、是等祠、其頃ノ物。
『四州真景』
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