牧水の歌碑〜『みなかみ紀行』〜

老神温泉〜10月25日〜

 関越自動車道沼田ICから国道120号に入り、片品川に沿っていく。椎坂(しいさか)峠を越え、2つ目の信号(老神温泉入口)を右折すると、老神温泉がある。


 老神温泉に着いた時は夜に入っていた。途中で用意した蝋燭をてんでに点して本道から温泉宿の在るという川端の方へ急な坂を下りて行った。

温泉街の外れに牧水の歌碑がある。


かみつけのとねの郡の老神の時雨ふる朝を別れゆくなり

 この歌は『みなかみ紀行』にはない。牧水が老神温泉に泊まった折、番傘に書き残した歌である。その番傘は沼津市若山牧水記念館に、番傘の歌碑が沼田の舒林寺にある。

 牧水は「白壁の宿牧水苑」泊まった。牧水が泊まった時は「牧水苑」ではなかったと思う。

翌朝宿を出て程なく、牧水はK−君と別れた。

 そして程なく、雨風のまだ全くおさまらぬ路ばたに立ってK−君と別れた。彼はこれから沼田へ、更らに自分の村下新田まで帰ってゆくのである。

K−君は生方吉次。

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