宮本八郎
『なりかや』(八郎編)

| 鶴をりてひとに見らるゝ秋のくれ | 白雄 |
| 分別の落ついたればきりぎりす | 超悟 |
| 何となく月には人の丈夫なり | 素檗 |
| ならの葉やいやといはれぬ秋の声 | 葛古 |
| ひとり住山のこみちも出来る秋 | 雨紅女 |
| 虫なくや傘たゝむ月あかり | 嵐窓 |
| 行あきや何かひとふしありさうに | 八郎 |
| 月の名残なけよいはとしいけるもの | 武曰 |
| いたゞきの霜をかさねし九月哉 | 梨翁 |
| 秋の夜やきのふわかれし人の文 | 葛三 |
| 追加 |
|
| 時鳥つゝじまぶれの野よ山よ | 一茶 |
| 天明五年三月十七日 |
|
| 俳諧歌仙 |
|
| 山の堂といへるにあそびて |
|
| やま蜂の情松かさにくみ落し | 古慊 |
| 岩間つゝじに小滝たばしる | 白雄 |
