加舎白雄ゆかりの地

南藏寺
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小田原市酒匂に南藏寺という寺がある。


酒匂山南藏寺


真言宗東寺派の寺である。

南藏寺の第十七世堅操律師は加舎白雄門の俳僧。俳号は大梁。

   相州酒匂、南蔵蜜(密)刹に春を迎ふ

みなみどり松を見海をけさの春


のち高野山山谷上の高善院に移る。

文政12年(1829年)、高善院で遷化。

大梁の句

流さむと水の骨折る柳かな


落瓦のがれて萩のさかりかな


筆とらぬ日も多かりし冬篭


梅が香のたちもどるべく薫けり


桜花朽折にしもさくらかな


ゆく人よ我も此野にかすむかは

ふしづけや直なる水をせくのみか


いなづまや鞨鼓(かっこ)うつ家のさゝくろめ


燕の住居はくらし軒あやめ


松かぜや汐干の寄藻酢味噌せん


行春やおもかげ霞むとのぐもり


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