芭蕉句集
『芭蕉句選』(華雀編)@ ・ A

元文4年(1739年)、刊。637句を収録。
風國か白地に泊船集をゑらみ、その足らさるを支考か笈日記尓補ふ。予はそれらを見て志るし。其餘りを聞て記し。都合六百三十余奈りけり。
風國か例にならつていまも五老井か譏りあらは、述而不作信而古しへを好むといはん。
五老井は森川許六のこと。許六は「此泊船手にとる物にあらず、学者偽書とすべし。」と『泊船集』を非難している。
春の部
空乃名殘おしまむと舊友乃來りて酒興志けるに元日の晝迄臥て曙見はつして
うへ野へ花見にまかり侍りしにひとひと幕うちさはきものゝ音小唄の聲さまさま奈りける蕎の松陰をたのみて
伊賀の國花垣の庄はそのかみ奈良の八重櫻の料に附られけるといひつたへ侍れは