芭蕉関連俳書

『薦獅子集』(巴水編)


元禄6年(1693年)、刊。路通跋。

住吉神社に句を奉納した記念集。

巴水は加賀金沢の人。

春もやゝけしきとゝのふ月と梅
   芭蕉

ねかはくは花のもとにてはる死なんと讀しを
  山中
西行は死まて花のこゝろ哉
   自笑

羽黒の呂丸はいまた若うして風雅の友をしたひ初て洛にのほり程なくなき身となりしこそ尚あはれなれ

國の子はわろさいふらん手向草
   智月

年々や猿に着せたる猿の面
   芭蕉

   伊勢の園女にあうて

雲の嶺心のたけをくつしけり
   路通

   いろの濱に誘引れて

小萩ちれますほの小貝小盃
   芭蕉

鎖あけて月さし入よ浮御堂
   芭蕉

月花の愚に針たてん寒の入
   芭蕉

蛤の生るかひあれとしの暮
   芭蕉

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