| のび急ぐしたもえ草のあさみとり |
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| あやふくぞおもふ生ひ立つ子らを |

| ひとりゐはあさこそよけれわか竹の |
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| 露ふりこぼすかぜにふかれて |

| かへるでのわか葉にそよぐ風ありて |
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| 梅雨に入らむ今日のくもり重たき |

| 通り雨ふりつよみ来て端居する |
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| ゆかたのたもとぬれにけるかな |

| さかみのや八菅の宮の宮柱 |
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| ふりさひぬれはいよゝたふとき |

| 今日の雪は降りつもれとも明るくて |
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| とほく小鳥のさへつるきこゆ |

| うちけぶり鋸山も浮び来と |
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| 今日のみちしほふくらみ寄する |

| 故里の赤石山のましろ雪 |
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| わがゐる春のうみべより見ゆ |

| はに鈴のほろゝこほろき夜もすから |
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| まくらのしたのあたりにて鳴く |

| ふるさとの信濃なるかもいまぞわが |
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| 千曲の川の長橋わたる |

| ふくらかの立科山のたち姿 |
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| 佐久の花野にすそ引きのべて |

| 春鳥のいかるかの声うらかなし |
| 芽ふきけふらふ木立の中に |

