白兎園宗瑞

『木々の夕日』

宗瑞が「秩父山の秋を見む」と中山道を旅した折りの記念集。

元文4年(1739年)秋成立と推定される。

 秩父山の秋を見むとおもひ立て杖を中仙道にひく時しも草の花は葉に替て染出し梢も同し色を増て行々大宮の町に至りて東光禅寺を訪ひ侍る

また染ぬ木々や夕日の馳走ふり
   宗瑞

   翌日鴻の巣柳緑の宅をたつねて即興

かはらぬを先見かけたり塀の松
   宗瑞

   山雀こから跡にはつ雁
   柳緑

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