『奥の細道』〜行程〜  セキ ヒガシ
元禄2年(1689年)  「奥の細道」に旅立つ    出典シュッテン ハツ カガミ
旧暦キュウレキ 新暦
          草の戸も住み替る代ぞひなの家 『奥の細道』   U U U
3月 20日 5月 9日 同出、深川出船。巳ノ下尅 千住二揚ル。   『曽良随行日記』        
  26日   15日 此廿六日江上を立ち出で候。   安川落梧宛書簡        
  27日   16日 「杉風が別墅」を舟で出発。            
        千住で舟をあがる。 行春や鳥啼魚の目は泪 『奥の細道』   U U U
           留 別 鮎の子のしら魚送る別哉 『続猿蓑』 U U U B
        早加と云宿にたどり着にけり。   『奥の細道』        
        廿七日夜 カスカベニ泊ル。   『曽良随行日記』        
  28日   17日 此日栗橋ノ関所通ル。手形モ断モ不入。   『曽良随行日記』        
        マヽダニ泊ル。カスカベヨリ九里。   『曽良随行日記』        
  29日   18日 小山ヘ一リ半、小山ノヤシキ、右ノ方ニ有。   『曽良随行日記』        
        小田ヨリ飯塚ヘ一リ半。   『曽良随行日記』        
        「室の八嶋」を訪れる。 糸遊に結つきたる煙哉 『俳諧書留』   U U U
          あらたふと木の下闇も日の光 『俳諧書留』        
          鐘つかぬ里は何をか春の暮 『俳諧書留』   U Y
          入逢の鐘もきこえず春の暮 『俳諧書留』     U U
        吉次ガ塚、右ノ方廿間バカリ畠中ニ有。   『曽良随行日記』        
        にれ木ヨリ鹿沼ヘ一リ半。   『曽良随行日記』        
        鹿沼(ヨリ火バサミヘ弐リ八丁)ニ泊ル。   『曽良随行日記』        
4月 1日   19日 鹿沼の宿を出て日光に向かう。            
        清水寺の書、養源院ヘ届。   『曽良随行日記』        
          あらたふと青葉わか葉の日の光 『奥の細道』   U U U
        日光上鉢石町の五左衛門宅に泊まる。   『俳諧書留』        
  2日   20日 裏見の滝に向かう。 暫時は瀧に籠るや夏の初 『奥の細道』   U U U
          時鳥うらみの滝のうら表 『雪満呂気』   U U U
        含満ヶ淵を正午頃迄見物。            
        せノ尾・川室ト云村ヘカヽリ、   『曽良随行日記』        
        絹川ヲカリ橋有。大形ハ船渡し。   『曽良随行日記』        
        塩谷町玉生の農夫の家に一夜を借りる。            
  3日   21日 玉生の宿をち、黒羽にかう。   『奥の細道』        
        余瀬の門弟の鹿子畑翠桃を訪ねる。            
  4日   22日 浄坊寺桃雪に招かれる。            
  5日   23日 雲厳寺を訪れる。 木啄も庵はやぶらず夏木立 『奥の細道』   U U U
           那須の雲岸寺、佛頂禅師の小庵を尋て  留守に來て棚さがしする藤の花 『俳諧一葉集』       X
           秋鴉主人の佳景に対す 山も庭にうごきいるゝや夏座敷 『俳諧書留』   U U U
  7日   25日 黒羽桃雪亭で 田や麦や中にも夏のほととぎす 『俳諧書留』       U
          鶴鳴くやその声に芭蕉破れぬべし 『俳諧書留』    
  9日   27日 修験光明寺に招かれる。 夏山に足駄を拝む首途哉 『奥の細道』   U U U
  11日   29日 再び翠桃宅に帰る。            
  12日   30日 玉藻稲荷神社を訪れる。            
  13日   31日 那須神社を訪れる。            
  14日 6月 1日 翠桃邸で七吟歌仙興行。 秣おふ人を枝折の夏野哉 『俳諧書留』 U U U U
  15日   2日 再び浄坊寺桃雪邸へ。            
  16日   3日 黒羽を発ち、殺生石に向かう。 野を横に馬牽むけよほとゝぎす 『奥の細道』   U U U
        高久覚左衛門宅に2泊。 落くるやたかくの宿の郭公 直筆の懐紙   U U U
  18日   5日 湯本五左衛門宅に宿泊。            
  19日   6日 那須温泉神社を拝観。 湯をむすぶ誓も同じ石清水 『曽良随行日記』 U U U U
        殺生石を訪れる。 石の香や夏草赤く露あつし 『曽良随行日記』 U U U U
  20日   7日 遊行柳を訪れる。 田一枚植て立去る柳かな 『奥の細道』   U U U
        関明神、関東ノ方ニ一社、奥州ノ方ニ一社、   『曽良随行日記』        
        籏宿に泊まる。   『曽良随行日記』        
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