常世田長翠ゆかりの地

 〜浄徳寺〜
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酒田市中央東町に浄徳寺という寺がある。


浄徳寺


浄土宗の寺である。

本堂の左手前に常世田長翠の墓碑があった。


天保8年(1837年)8月、造立。

没後24年に造立されたものである。

文化10年(1813年)8月12日、長翠没。

文化14年(1817年)5月5日、松窓乙二は浄徳寺に墓参。

長翠佛苗五寸を見て。白川を越しより。予が庵を出羽のゆきゝの中やどりとして莎鷄の聲に草鞋をとき。はじめていく度といふもしられず。あるは松島の初日を詠葛のまつ原に櫻さくかたを枕と。覺英僧都を想像し。忍ぶ山には秋の日の暮ても。くれぬその願をしのびしも。今は昔のかたみぐさと成ぬ。予もさいつとしはこだてに病て。身は老命は露ながら。いまだ歩行神のはなれず。この塚に來て涙をこぼすは。獨りにしまぬ葉の上に向あはするも。遠からずとおもへば。

松ぞ散るひとり言いふ膝のうへ


「莎鷄(ぎす)」は、きりぎりす。

長翠は丸山派の絵をよくし、椿梅と号した。

酒田市立資料館に常世田長翠筆、松窓乙二賛の山水俳画が残されている。

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