加舎白雄ゆかりの俳人

〜岡崎如毛〜

加舎白雄の門人岡崎平助。上田城下の有力な町人であった。

同(信州) 
上田柳町 岡崎平助 如毛


旧北国街道柳町


   上田連 

如毛
   岡崎平助


 明和8年(1771年)3月、加舎白雄は岡崎如毛・児玉左十と大輪寺に遊んだ。

大輪寺に加舎白雄の句碑がある。

加舎白雄の句碑


ちる花はちらして寺のさかりかな

 享和元年(1801年)、井上士朗は江戸から帰る途中で上田に立ち寄った。

千曲川にそふて上田に入る。雲帯・如毛の二人を尋ぬ。


文化13年(1816年)4月12日、如毛没。68歳。

如毛の句

鷹匠の通り過たるおち葉哉


陽炎やつくづく見たる鬼がはら


ぞつくりと一舛ばかり田にしかな


冬ごもり蓑に鳴なる鼡の子


春の雨炭に鋸(のこぎり)いればやな


園くれて仄に梅のちる匂ひ


雁七つかたさがりなる行衛かな

世の中や田螺も露の価ある


うき雲にかける植女の脊中哉


けふにあふあやめのたけの肩過ぬ

あら礒や浪にもいらでむしの啼


松の雪かむ夜もあらんこもり堂


籠のこま人やり過(ご)し鳴(き)にけり


山里や降こらへたる秋の雲


おもふかたに雪見えそめて明にけり


秋の日の草根にさして過に鳬


三日月や人のおり来る軒の山


家々や十ツゝ十もつはめの子


花にそはぬ家とてはなし里の雨


末枯や遠寺の鐘は撞もせで


花の日数こらへこらへしが夜の雨


   心を師とすることなかれとハいへど

ものに惓ひとのこゝろも長閑なり


春の水あかるく見へ(え)て暮にけり


はるさめにみな寝た家か伏見あたり


見へ(え)ぬほど都はなれて露曇


雲となり淡(泡)と成り水の日ぞ永き


雨二日蚕のきげんとはれけり


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