建部涼袋
『伊香保山日記』

| う 月 |
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| 葛鼠法師いかほの入湯を送りて |
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| 武 |
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| 脱捨のゆかたにも見る牡丹かな | 宗瑞 |
| 鴻ノ巣にて |
| かの地は風雨寒温気候ことごとくひとしからざれバ |
| 倉賀野 |
| 宿を立出れバ旭するどに浅間にむかつて浅ンの雪いと白し |
| うの華や野も飛び飛びに明しらミ |
| こゝろせよ笋迚も厚着時 | 柳几 |
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| 温泉の山をのがれ所や蠅ざかり | 秋瓜 |
| ひと日榛名山に詣ス。道すがら五月雨のあやめと読る沼を見る。 |
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| 風景いとよし。小富士と云やまあり。 |
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| 時しらぬ山かと涼しとまり鷺 |
| 是も病後の吟のよしにて |
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| ほとゝぎす我も寝床の山を出る | 宗瑞 |
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| 明日見よと闇に仕舞ふや梅の花 | 柳居 |
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| うぐひすの一幅ものや園の竹 | 秋瓜 |
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| 水汲ミの世界別なり桃の華 | 鳥酔 |
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| 猶月影に頭陀の口をひろげて |
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| 是ハ一とせ浪花の浅生庵にて |
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| いらいらとしてハほろつく月の雨 | 野坡 |
