白雄関連俳書
『春のおとずれ』

| まとかたの矢落の柳静なり | 白雄 |
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| 岸のやなぎあとなく船はこがれたり | 信上田 | 麦二 |
| 朝風ややなぎを見ればさかさ川 | 柴居 |
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| 太白星のさやかに梅を離れたり | 相大山 | 宣頂 |
| 笛に馴る黄鳥の音ぞ口おしき | 信上田 | 如毛 |
| 梅が香のみだるゝ夜より散そめし | 信上田 | 雲帯 |
| かへる鴈ものかりそめに聞やすし | 曾我原 | 馬門 |
| 人の日やひとに生れてうたはるゝ | 虎杖 |
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| かへりてる壁の日かげや梅の風 | 上田 | 雨石 |
| 菜の花や便りなき洲にひと蕪 | 武飯能 | 轍之 |
| 薄すみれ咲やこぼるゝやぶ柑子 | 毛呂 | 碩布 |
| 雨はるにさだまりてころもふたつかな | 都久裳 |
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| 通すかに野鴨静なる春の雨 | 曾我野 | 雨塘 |
| うそ啼て楼の便りきく日哉 | 上毛大久保 | 里恭 |
| 雉子啼て夕となりぬ汐ぐもり | 吹上 | 喬駟 |
| 松風を頂にくれを啼かはづ | 岱路 |
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| 利根川やさからひがまし春の風 | 仙台 | 三千彦 |
| 春風やふと吹れたる神詣 | 戸倉女 | 楚明 |
| つま琴におぼろ憎しや窓の月 | 八王子 | 星布 |
| 西山やとぶさをちらす花の中 | 重厚 |
