『半化坊発句集』


半化坊は高桑闌更の別号。

天明7年(1787年)、刊。

   堅田に至りて、故翁の吟をおもふ

病雁(やむかり)も残らで春の渚かな

   草津にて

六月やいたる所に温泉の流

温泉はあれど六月寒き深山哉

   日光中禅寺

あら涼し四十八湖を渡る風

   うらみの滝

ことによし裏みて潜る夏の滝

   室の八しま

煙たへて久しき宮の茂り哉

   殺生河原

暑き日や蝶鳥落て石黄

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