高桑蘭更ゆかりの地



『花供養』

寛政7年(1795年)刊。高桑蘭更編。


  ゝ大津
花に寝る腸くされ雨の中
   重厚

  ゝ境町
山ざくらある夜川越す人は誰そ
   専車

  ゝ島村
花の林ひろきが中に斧の音
   万戸

  本庄
根あがりや鳥さし転ぶ山桜
   双烏

  江戸
まこと似し雪よ花散る草の庵
   三千彦

  
初さくら感神院の南より
   春蟻

  
散はづ(ず)の花は朝から散にけり
   長翠

  相州猿ヶ島
はなは花人にひとしき人もがな
   丈水

  ゝ(信州)飯田
夕月やさくらが上の雲兀(はげ)
   蕉雨

  ゝ(善光寺)
散さくら此碑と共に埋れん
   柳荘

  ゝ(上毛)草津
蜂あれて屯(たむろ)かへたりさくら人
   露白

遠山や花と見るより道急グ
   一茶坊

けふもまたもとの身にして桜散
   闌更

  
裏の山霜の端より芽づくろふ
   闌更

親ありとこたへてもどるさくら哉
   一茶

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