『秋の風』


文化14年(1817年)、常田に芭蕉の句碑を立てた記念集。

芭蕉の句碑


あかあかと日ハつれなくも秋の風

万歳やおかしからざるそりくゞミ
   梨翁

あの山ハ古郷の闇かかんく鳥
   葛三

五月雨のはてやことしも人しらず
   武曰

何となく春ののりたる柳哉
   八郎

サカキ
すゞしさのあまりなるべし松の月
   雨紅

ユ田中
夕立のしぼつて出すや一ツ雲
   希杖

麻ノ
花の噂いへばぞ腹がふくれけり
   竜卜

鳴からす今五月雨の手始と
   文虎

ハセ
人々の風殖しけりむめの花
   超悟

二月や内義の留守の小酒もり
   道彦

鴬ハいツからなくぞ木のふるび
   完来

畑打や金もほり出ぬものゆへに
   成美

梅くれし枝に労もひなびたり
   其堂

雨の中に汐家の見へてほとゝぎす
   対山

日あたりの薄くなりしを秋の風
   指月

鶴四五羽くれ田におりて春の風
   一寸

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